札響名曲シリーズ 喝采とチャイコフスキー

  • 2019.04.20 Saturday
  • 22:49

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今日の札響対向配置

 

この並び方、実はあまり好きではない。

 

 

舞台下手(つまり向かって左側)にいるコントラバス、第1バイオリン、チェロはガンガン響いて来るのだが、

同じく上手(つまり右側)にいるビオラと第2バイオリンは楽器の面が後ろを向いているので、客席にはあまり響いて来ない。

 

バランスもとりにくいんじゃないだろうか?

だから、ストコフスキーも並び方を刷新したんじゃないのだろうか?

 

それが、最近はまたこの対向配置が広がって来ているようで……

それはそれで別にいいんだけど、自分としてはニガテな並び方なのです。

 

 

さて、久し振りに訪れたkitaraは、すっかり春模様。

 

10型の小編成で演奏したモーツァルト「交響曲第32番 ト長調 K.318」は、意外とこの対向配置が生きていた。

明るくすっきりとしたサウンド。

抑え気味の管楽器も上品な感じで良かった。

 

続いてはベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37」

ピアノソロは、昨年の浜松国際ピアノコンクールの覇者ジャン・チャクムル

チャクムルのピアノは明るい音色と自由奔放な表現がステキだった。

若々しく元気なベートーヴェンは、聴いていて爽やかな気分になれる。

この音色、使ったピアノがKAWAI製(Shigeru Kawai)のせいかもしれない。

なお、カデンツァはチャクムルによるオリジナルだとか……

馴染みの薄い曲だけど、とても楽しめた。

 

驚いたのはアンコール。

ファジル・サイ「ブラック・アース」は、

弦を指で押さえて響きを止めるという特殊奏法も使った現代的な曲ながら実に美しく、時にまたカワイイ。

今日の全体的に古典的なプログラムの中で、この曲をアンコールで演奏してくれたのは嬉しかった。

 

 

休憩をはさんで、チャイコフスキー「交響曲第5番 ホ短調 作品64」

終楽章は良かった。

トゥッティもバランスよく鳴っていたし、ラストの盛り上がりも素晴らしかった。

 

しかし、第1楽章でのバランスの悪さは何なんだろう?

 

また、第2楽章の聴かせどころであるホルンのソロは実にお粗末。

まるで上手い中高生が吹いているような味気ない演奏。

それを受け継ぐダブルリードが良いだけに、余計に残念感が強調されてしまった。

 

更に、フォルティッシモになるとバリバリ割れるバストロ。

こんな時代遅れな音を出しているようでは……

 

高関健の指揮はコンパクトで見やすい印象。

しかし、裏を返せば平明でインパクトのない演奏になってしまっていた。

 

いや……

この「名曲シリーズ」はリハーサルの時間が少ないという話も聞くし、

そのせいか演奏のクウォリティも概して高くないことが多い。

……ような気がするのは自分だけだろうか?

 

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