アイスランド交響楽団 札幌公演

  • 2018.11.06 Tuesday
  • 23:59

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アイスランド……

 

イギリスのはるか北、グリーンランドの東に浮かぶその島は、人口30万人余りの小さな国家。

旭川市とほぼ同じだけの人しか住んでいない、他の国々とも遠く離れた国。

たとえ世界戦争が起こったとしても、直接戦災を受けることはないのではないか……

 

そんな国から来てくれたオーケストラ。

それだけでも、なんか嬉しくなっちゃう。

 

勝手に、サウンドは北欧的な感じなのかな、と思っていたのだが、

良くも悪くも個性のない、無国籍なサウンドだった。

 

しかし、奏でる音楽は……

今回がラフマニノフ・プロだったこともあってか、

あるいは、指揮がアシュケナージだからなのか、

こんなにもネチネチとしたロシア節を聴かせられるとは思わなかった。

あ、これは、嬉しい誤算なのです。

 

 

指揮は、ウラディーミル・アシュケナージ

 

プログラムは、

アイスランドの作曲家、T.セグルビュルンソン「氷河のノクターン」

ベルトにも通じる、ヒーリング系の音楽。

どこか牧歌的で、静かなアイルランドの海を思わせる。

 

 

辻井伸行をピアノ・ソロに迎えて、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番

辻井のピアノは、音が浅く、トゥッティになるとオーケストラにかき消されてしまう。

技術はあるのだろうが、伝わって来るものがあまりない……

今回のお客さんのほとんどは、この辻井ファンのおば樣方。

心配したほどにはマナーは悪くなかったけれど、会場の雰囲気は、クラシックのコンサートのそれではなかったかも。

そんなおば樣方、「辻井くんが可哀想」なんて言ってたけど、コンチェルトを弾くのならそれ相応の音量は必要だと思う。

ピアノよりも、オーケストラの方がラフマ節をしっかりと歌い込んでいた。

なお、ソリスト・アンコールは、ベートーヴェン「月光ソナタ」第1楽章

 

休憩をはさんで、ラフマニノフ交響曲第2番

大好きな曲なんだけど、悲しい想い出が多過ぎてあまり聴けない曲。

でも、今まで聴いたどの演奏よりもロシアロシアしたネチコチな歌い回し。

オケも16型のチョー大編成。

特に第3楽章の切ないこと……

こんなにも美しく、悲しく……、そして救われるようなカンタービレに出会えたことが幸せだった。

 

アンコールは、やはりラフマニノフ「ヴォカリーズ」

 

けして上手いオケではないけれど、

音楽に対する姿勢が真摯で、一生懸命演奏している姿が素晴らしかった。

あんなに美しいラフマニノフを描けるんだもの。

機会があれば、ぜひまた聴いてみたい。

 

 

さて、

今回のコンサートは、いつものkitaraではなく、新しく出来たhitaru

 

名前が似ていてややこしい。

すでに、関係者の間では混同を防ぐために「ヒタル」ではなく、北海道弁にして「ウルカス」と呼んでいる。

 

 

大通公園のすぐ近くで、札幌駅からでもあるいて行けるのは嬉しいけれど、

会場の中の動線にかなり難がある。

両端に1本ずつしかないエスカレーターが、それぞれ登りと下りの一方通行というのは……

 

 

 

 

 

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