ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

  • 2017.11.07 Tuesday
  • 23:59

おてんき 15.5℃/1.1℃

 

 

 

ブルックナーはニガテだ。

いや、ニガテと言うよりキライかも。

ハッキリ言ってよく分からない。

内容も、良さも……

 

だから、ずっと敬遠して来た。

 

でも、今回ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が来道すると聞き、

しかも指揮者がヘルベルト・ブロムシュテットと聞けば、

たとえアンチ・ブルックナーといえども、聴きに行かなきゃ後悔するだろうと思い、

49歳にしてブルックナー・デビューとなってしまいました。

 

 

第1部は、ギリシャ出身のレオニダス・カヴァコスをソリストに迎えて、

メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」

 

カヴァコスのヴァイオリンは、

冒頭こそ、ちょっと変わった節回しで、ネチッこく歌っていたのだが、

2楽章、3楽章と進むにつれ、その服装と同じようなカジュアルな演奏になっていった。

総じて、ソロよりも伴奏のオーケストラの方が熱く歌い回していたのはどういうことだろう。

まだ来日して最初のコンサートだけに探り合ってるのか?

 

一方、12型の小編成のオケは、ビックリするくらいピュアな美しいサウンド。

特に木管、それもフルートとオーボエの首席の素晴らしいこと!

 

ドイツのオーケストラというと、

スドーーン、ドデーーン、といった重い響きをイメージしていたのだが、

むしろ軽い、きらびやかな、澄んだ響きで、軽やかに演奏していたのが意外だった。

 

 

さて、メインのブルックナー、「交響曲第7番」

オーケストラは16型の大編成。

木管は二管編成だが、ホルン4本にワグナー・チューバも4本。

この中音域のホルン群の響きが、ブルックナーのサウンドを作っているんだな……

なんとなく、モコッとした田舎臭い(失礼!)、洗練されていない(またまた失礼!)音になるのは、この編成のせいなんだ……。

 

ブロムシュテットは、あるインタビューで、

「ボクはマーラーを振りたいのに、なぜか日本人はブルックナーを振らせたがる」

と言っていたのを思い出した。

それでも、スコアこそ譜面台に置いていたが、結局開くことはなく、暗譜で手振りをしていた。

とても90歳とは思えない!

 

協奏曲の時の、ピュアで軽やかなサウンドは、なぜかここでは一変し、

湿り気のある、艶やかなサウンドに変わっていた。

曲のせいなのか、あるいは会場のせいなのか……。

そういえば、ティンパニも何か叩きにくそうにしていたし、

チューバなんて何度もツバ抜きをしていたので、

ひょっとしたら、湿度が高くて音に影響を与えたのかもしれない。

 

演奏は……

もう、「素晴らしい」の一言に尽きる。

ブルックナーが苦手なボクでも、最後まで集中して聴き入り、その世界観にどっぷりと浸かってしまった。

 

オーケストラの姿勢も素晴らしい。

ステージに上がる時も、全員が席に着くまで客席を向いて起立していたりする姿勢は、日本のオケも見習うべきだろう。

 

 

一方、観客の態度は相変わらずイマイチ。

ブルックナーの曲は、ラスト、曲が終わっても、会場の残響が消えるまで拍手はしないというのが暗黙のルールだと聞いたが、

まだ指揮者が手を挙げているにもかかわらずパチパチ・ブラボー!

札幌は、やはり音楽的にはまだまだ二流か?

その上、係員が制止するのも振り切って座席からステージ前まで歩いていって拍手をする男性もいたのには、本当に呆れた。

こういうマナー違反、日本人として恥ずかしいよ……

 

 

つい先日に来た時には紅葉していたkitara周辺も、

イルミネーションが点灯して、すっかりクリスマス・モード。

 

帰路、頭の中にはブル7が何度もリフレインしていた。

 

でも、

やっぱり、

ブルックナーはニガテかも。

コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM