音楽日和 〜JAF会員のための音楽会〜

  • 2016.12.03 Saturday
  • 23:59

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コンサートのハシゴなんて初めての体験。

 

まずは、「音楽日和」と題したJAF主催のコンサート。

 

 

JAFに応募して当選したというコンサートなので、関は主催者側で指定されてしまい……

なんと前から5列目の一番端っこ(下手側)。

自分では絶対に選ばない座席に座ることになってしまった。

正直、ちょっとテンションが下がってたんだけど、これが怪我の功名と言うかなんと言うか……。

 

 

 

さて、

演奏は札幌交響楽団だったのだが、

これが、いつもの札響ではなかった!

 

座席がステージに近いせいなのか?

はたまた、指揮者の垣内悠希のせいなのか?

あるいは、メンバーにトラが多かったせいなのか?

 

 

 

 

1曲目の、モーツァルト作曲、歌劇「魔笛」序曲が始まった時はかなり戸惑った。

演奏にではなく、聴こえて来る音がいつもと違いすぎるのだ。

目の前にいるヴァイオリンは生音でガンガン聴こえて来るのに対し、

遠いチェロやコントラバスが、ステージ上で反響した音で反対側から聴こえてくる。

バスーンやホルンも同じ。

なんか、いつも聴いているオーケストラの音ではないので、しばらく曲に集中できなかった。

 

ただ、慣れてくるとだんだん全体のサウンドが混ざった状態になって意外に心地良い。

しかも、ステージに近いせいで、かつて指揮台で聴いていたような生オケの音に近い感じがする。

この札幌コンサートホールkitaraは、音響が良いことで評価の高いホールなのだが、それを思わぬ形で思い知らされた。

今までは、どんなに後ろになっても、出来るだけ中央寄りの座席を確保していたのだが、

これからは多少左右に寄っていても前方の方が良いかもしれないな、なんて思ったりした。

 

しかし、結局響きばかりに耳が行ってしまい、肝心の曲の印象があまりない……

オーボエの音がやたらきれいに響いていたのと、

いつも不安定なホルンが意外にしっかりしているのだけは覚えているのだが……。残念。

 

 

気を取り直して、2曲目のブルッフ作曲、「ヴァイオリン協奏曲第1番」

ヴァイオリン独奏は小林美樹

若手のヴァイオリニストで気になっていた人の一人なので楽しみにしていたプログラム。

とてもキレイな音を奏でる奏者だが、ちょっと表情が硬いか?

この曲は、超絶技巧なんてなく、美しいメロディをたっぷりと歌って聴かせる曲なのだが、

ちょっと遠慮気味と言うか、もう一つ上のところまで行って欲しいところで、その直前にダウンしてしまうことが多々見られたのが残念。

良く言えばお上品な演奏なのだが、やはり性格的なものなのか、それとも何か別のものを狙っているのか……。

 

それに対して、伴奏のオーケストラのすごいこと!

すっかりソロを凌駕してしまうくらい歌う・鳴らす・煽る。

オケがソリストに「もっと!もっと!」って言ってる様な気がした。

 

小林はヴィニアフスキのコンクールで2位に入賞したとか……。

ぜひヴィニアフスキの協奏曲も聴いてみたいし、近々大阪ではコルンゴルトをやるそうなので、そっちも興味津々。

 

ちなみに、ブルッフの協奏曲を聴くのは25年ぶり。

その頃、チャイコフスキーコンクールで優勝したばかりの諏訪内晶子の演奏で、立て続けに3回聴いて以来である。

今日の演奏は、その頃の諏訪内の演奏に似ている……。

ちょっとおすまししているような……

 

iPhoneImage.png

 

休憩をはさんで、ベートーヴェン作曲、交響曲第5番ハ短調

最近流行のベーレンライター版ではなく、オーソドックスな演奏だった。

しかし、そのエネルギッシュさは、今まで聴いた「運命」の中でもピカイチ。

指揮者の垣内は、とても真面目な性格なのだろう。

前半の2曲もそうだが、その真摯な態度が、そのまま演奏に反影されているような気がする。

メロディの歌い方も自然で、しかしメリハリはしっかりと付けるので聴いていて飽きない。

札響は、若い指揮者が来ると小馬鹿にしたような、手抜き演奏をすることがあり、

実際にそういう場面に何度も遭遇しているのだが、今日はそういうことは全然なかった。

指揮者のしたい演奏を、一緒になって作り上げようとする姿勢が見られて、それが快演として表れたのだろう。

惜しいのは、弱奏でのバランスや音色が乱れがちだったこと、フレーズとフレーズのつながりが所々不自然な感じになってしまったことか?

いや、しかし、若々しく真面目な「運命」。感動しました。

 

 

そしてアンコール。

エルガー作曲、行進曲「威風堂々」第1番

コンサート開始時から、プログラムの曲では使わないはずのハープや、グロッケン、スレイベル等が置いてあったので、

季節がら「クリスマス・フェスティバル」でもやるのかと思いきや……

どうも、この選曲はJAFのコンサートの定番らしい。

しかし、これがまた思いがけない好演だった。

このアンコールだけのために会場に来たハープ、チューバ、パーカッション、そしてオルガンの奏者たち。

この日一番の大編成で元気いっぱいの豪快な演奏だった。

 

iPhoneImage.png

 

久し振りに、札響のコンサートで大満足。

これって、やっぱり垣内悠希のチカラじゃないだろうか?

彼を札響の首席指揮者に……なんて、本気で願ってます。

 

 

 

 

さて、お腹いっぱいになったコンサートを後にして次の会場に移動。

2つ目は、初めてのオペラ鑑賞です。

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