ウィーン・フーゴ・ヴォルフ 三重奏団

  • 2019.10.11 Friday
  • 22:43

おてんき 21.6℃/6.7℃

 

 

直売所によく買いに来て下さるお客様から、

「コンサートのチケットが余ってるから、聴きに行きませんか?」

と誘われて行ったのがこのコンサート。

 

先月の札響名曲シリーズから、今月末までコンサートの大穴が空いていたので、

若干音楽欠乏症にかかっていたこともあり、二つ返事でお誘いに乗っからせていただきました。

 

 

元ウィーン・フィルのコンマスだったダニエル・ゲーテ氏が結成したピアノ三重奏団。

室内楽のコンサートなんて滅多に行かないし、ましてピアノ三重奏なんて初めてかも。

 

しかも、いわゆる関係者のみの非公開コンサート。

学校法人宝田学園(旭川明成高校など)の文化事業だそうです。

 

そういうこともあって、同校の卒業生である渋谷藍香さんもメインプロで共演。

爽やかな演奏を聴かせて下さいました。

 

 

旭川で世界規準の演奏に触れられる機会は少ないし、

しかも、ブルッフ、ブラームスの他にも、ファリャやコルンゴルト、ショスタコーヴィチ……

知らない曲ばかりだったけど、プログラムも多彩で楽しめた。

 

疲れた身体に、すてきな栄養補給をもらった夜でした。

 

札響名曲シリーズ「今度こそ!鈴木秀美」

  • 2019.09.07 Saturday
  • 23:04

あめ 25.6℃/17.6℃

 

 

ちょうど1年前、北海道胆振東部地震と、それに続くブラックアウト。

その影響をまともに受けてしまって中止になったコンサートが2つ。

その1つが、鈴木秀美札幌交響楽団の初共演。

 

楽しみにしていたコンサートだけに、とても残念に思っていたのだが……

 

それが1年後の今日、再演されることになった!

 

 

プログラムも同じ。

 

「シンフォニア ト長調」(C.P.E.バッハ)

交響曲第104番 ニ長調「ロンドン」(J.ハイドン)

交響曲第8番 ト長調 作品88 (A.ドヴォルザーク)

 

アンコール 交響曲第92番「オックスフォード」第3楽章 (J.ハイドン)

 

 

演奏はモダン・ピリオドとでも言うのだろうか、

14型の対向配置から出て来るサウンドは、いつもの札響とは全然違う。

重厚にして落ち着いたサウンド。

特に木管セクションのアンサンブルは、バランスにもよく配慮が行き届いてとてもクリア。

ノンヴィヴラートのせいか、オーボエやフルートが目立たないが、

かえってそれが全体のサウンドを落ち着いたものにしていて心地良い。

 

曲へのアプローチは、特別変わったことをしているわけではなく、

テンポ設定も中庸で目立った特徴はないが、

特にドヴォルザークでは、ピリオド奏法のために全く違った曲を聴いているような新鮮さが感じられた。

 

 

なお、会場には先日(9月1日)に亡くなられたラドミル・エリシュカの訃報記事と、

メッセージボックスが設置されていた。

結局(やはりというか)、あの「シェエラザード」が白鳥の歌になってしまったのか……

淋しくなりました……

♪京都大学交響楽団 美瑛町演奏会♪

  • 2019.08.19 Monday
  • 20:10

おてんき 28.6℃/14.3℃

 

 

大学のオーケストラを聴くのって、何年ぶりだろう。

たしか、乙川中学校の卒業生が、東京大学のオケに入っていて、名古屋公演があるから聴きに行った時以来か?

てか、それしか聴いたことないかも。

そもそも、アマオケも、まず聴く機会がないもんなぁ〜。

 

 

そんなこんなで、今日は京都大学交響楽団の演奏を聴いて来ました。

 

本当は昨日開催の予定だったんだけど、

先週まで利尻島にいて、台風の直撃を受けたためにフェリーが欠航して間に合わなかったとか……

 

きっと旅疲れもあっただろうに、若いってのは、とにかく素晴らしいね。

趣向を凝らしながら、楽しい演奏を聴かせてくれました。

 

 

最初の「運命」こそぎこちなかったけれど、

後半のアンダーソンでは猫踊りを交えてみたり、

アンコールの「プリンク・プレンク・プランク」では身体を揺らしたり振りをつけたり……

 

「白鳥の湖」のトゥッティではなかなか良いアンサンブルを聴かせてくれました。

 

 

なんにしても、若さがまぶしかった。

大学生たちの、溌剌とした演奏は、聴いているだけで、見ているだけで懐かしく微笑ましくなってしまった。

自分の歳を、実感させられてしまった。

 

 

【追 伸】

コンマス君、上手かった。いい仕事してました。

司会のヴァイオリンさん、落ち着いた、暖かいナレーション、すてきでした。

首席クラリネットの彼女、管で一番良かった。

楽器紹介と白鳥でチューバを吹いた彼氏、まろやかないい音色。見習いたいです。

猫ダンスの4名、スライドホイッスルの彼女、これが一番微笑ましくて涙が出そうでした。楽しかったです。

♪NHK交響楽団 札幌公演♪

  • 2019.07.13 Saturday
  • 23:36

あめ 24.1℃/14.8℃

 

N響を聴くのはいつ以来だろう……

 

帯広、釧路、北見、旭川と続いた北海道巡業の最終日は札幌。

昨日の旭川公演を聴きに行っていれば、交通費も時間も節約できたんたけど、

やっぱりいいホールで聴きたかったので、札幌まで遠征。

 

 

前半のヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」(W.A.モーツァルト)のソロを弾いたのは服部百音

華麗なる(!?)服部一族のご令嬢で、マスコミでもチヤホヤされているし、

なんとなくイロモノっぽい印象であまり期待していなかったのだが……

 

聴いてみると意外にいい!

いや、かなり良い!!

 

グァルネリの実演は初めて聴いたかもしれないが、

硬質な線の細い音色、とても繊細に聴こえる。

そして表情豊かな演奏。

かなり自由に弾いているけれど、オケや指揮者が見事にフォローしているので安心して聴ける。

 

アンコールの、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番から第4楽章「復習の女神」(E.イザイ)では、

打って変わって違う人のような荒々しさ。

この子、ただのお嬢様じゃないかも。

バルトークやショスタコも聴いてみたい。

 

 

後半はマーラー交響曲第4番 ト長調

指揮のローレンス・レネスは、落ち着いたオーソドックスな表現。

しかし、メリハリははっきりと強調しているので聴いていて飽きない。

若い指揮者なのに、よくオケをリードしてなかなか好演。

 

ソプラノ独唱のマリン・ビストレムは艶やかな歌声でリリカルに聴かせてくれた。

表情も豊かで素晴らしかった。

 

ちなみに、終演後、会場の外を帰って行くマリンとバッタリ!

ガラス越しに手を振ったら、笑顔で応じてくれた。

一緒にいたのはお嬢さん?

 

NHK交響楽団の地方公演というと、「どさ回り」とか言われて手抜き演奏が云々されることがあるが、

少なくとも今日の演奏はそういう印象はなかった。

首席が不在だったり、エキストラも何人かいたけど、

調和のとれたアンサンブルで、熱のこもった演奏を聴かせてくれた。

♪札幌交響楽団 第620回定期演奏会♪

  • 2019.06.21 Friday
  • 23:59

あめ 24.0℃/11.5℃

 

 

プロコフィエフは大好きな作曲家なのに、実演に触れたのはたった一度だけ。

それも、28年前!

諏訪内晶子のソロ、レニングラード交響楽団の演奏で、曲は今日と同じ第2番だった。

 

 

今回は、ソロを竹澤恭子が弾く。

竹澤さんは、愛知県の大府市出身。しかも大府中学校の卒業生。

聴きたかったソリストの1人で、こういう形で聴けるのは大変嬉しいことだ。

 

指揮はオランダ出身のユベール・スダーン

評判の良い指揮者だし、期待は高まる。

 

 

オープニングは、チャイコフスキー組曲第4番「モーツァルティアーナ」

地味な曲なんだけど、細かなところまで表現が行き届いていて、おしゃれな演奏。

客演ハープの高野麗音さんによると、

「今日の本番は、初めて弾くチャイコフスキーのモーツァルティアーナ。

 短い出番で、ほぼ分散和音のみですが、本番前に思い立って、だからこそできるチューニングに挑戦してみました。

 第三音を低めに、第五音を高く、最後に聴こえる最高音を高めに華やかに。

 自己満足の世界ですが、すっきり聴こえて満足」

確かに、ハープのアルベジオは美しかった。

こういう細かな気遣いって、大事だよね。

 

 

続いてプロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲第2番」

このあたりの曲が、一番プロコっぽいというか、ソヴィエトの体制に影響されていない、個性が光る曲。

竹澤さんのソロは、貫禄十分な、かつ繊細な演奏。

オケとの対話を重視しつつ、しっかりとリードしていて好演。

 

伴奏は、実はちょっと心配だったのだが……。

確かにちょっとギコチナイ部分も見られたけど、

スダーンの指揮も良かったのか、よくまとまっていた。

 

 

メインは、サンサーンス交響曲第3番「オルガン付き」

オルガンは、kitara専属オルガニストのシモン・ボレノ

このオルガン・ソロがちょっと上品過ぎてインパクトに欠ける部分はあったけれど、

オーケストラはメリハリの効いた熱演。

熱が入り過ぎたのか、終盤になると息切れが見られ、細かい事故も頻発。

トランペットのハイトーンをオクターブ下げちゃったり、ホルンのソロを外したり……。

は、難しい部分なんだけどね。

 

 

総じて、今日の札響は良かった。

きっと、2日目のマチネは、もっといい演奏をするんだろうなぁ〜。

やっぱり、定期は2日目だよね。

 

 

なお、開演前のロビーコンサートは金管五重奏。

クーツィールの「子どものサーカス」。

これも楽しい演奏だったし、何より、金管アンサンブルの響きを懐かしく感じた。

札響名曲シリーズ 日曜はオペレッタ気分

  • 2019.06.09 Sunday
  • 21:40

おてんき 23.1℃/9.1℃

 

 

スッペの序曲って、意外と演奏機会が少なくて淋しい。

これまで実演に触れたのは「ボッカチオ」と「美しきガラテア」だけ(演奏はどちらもフォルクスオーパー管)。

 

今年はスッペの生誕200周年ということで、少しは演奏機会が増えるかと思っていたら、

今回、同年生誕のオッフェンバックとのカップリングでコンサートが企画された!

コレを聴き逃したら、いったい何のために生まれて来たのか分からない!

 

などと大げさなことを思いながら、仕事を放棄して聴いて来ました。

 

 

指揮は下野竜也

初めてその演奏を聴いたが、想像以上に素晴らしい。

今回のプログラムは、ぶっちゃけて言えばチャラい。

単純明快な曲ばかりで、ともすれば「楽しい」だけで終わってしまいがちなのだが、

ツボを押さえた歌い回し、バランスのとれたアンサンブル……

見事にオーケストラを統御して、スッペらしい軽快さや美しさ、コミカルさを表現していた。

ぜひ時期常任になって欲しい、と勝手に心の中でオファーしちゃいました。

 

(早く着き過ぎてホールの裏をお散歩)

 

プログラムは次の通り。

 

喜歌劇「天国と地獄」序曲 (J.オッフェンバック)

喜歌劇「怪盗団」序曲 (F.スッペ)

「森のハーモニー」op.76より、ジャクリーヌの涙 〜チェロとオーケストラのための〜 (J.オッフェンバック)

喜歌劇「軽騎兵」序曲 (F.スッペ)

 

喜歌劇「ホフマン物語」より、アントニアのアリア (J.オッフェンバック)

喜歌劇「美しきガラテア」序曲 (F.スッペ)

喜歌劇「ホフマン物語」より、オランピアのアリア (J.オッフェンバック)

喜歌劇「ボッカチオ」序曲 (F.スッペ)

喜歌劇「ホフマン物語」より、ジュリエッタのアリア (J.オッフェンバック)

喜歌劇「スペードの女王」序曲 (F.スッペ)

 

アンコールとして

喜歌劇「ホフマン物語」より、舟歌 (J.オッフェンバック)

喜歌劇「天国と地獄」序曲から、カンカン (J.オッフェンバック)

 

なお、チェロ独奏は首席奏者の石川祐支、ソプラノは中江早希

 

(開場1時間前のホールはガラガラ)

 

2人の作曲家の曲を交互に演奏することで変化を付けたり、

ソプラノ独唱やチェロのソロを入れたり、

アンコールでは指揮者や奏者がポンポンを持ってカンカン踊りを踊ったり……

とにかく、楽しいコンサートだった。

 

ちなみに、チェロソロの石川祐支さんは名古屋市出身。

同朋高校から東京音大に進んだのだそうで、奇しくも同郷ということで、妙に懐かしくなったりもしてしまった。

 

 

 

ともかく、久し振りに大満足のコンサート。

もちろん、演奏に対して言いたいことはいろいろあるけれど、

そんなことは忘れてしまうくらい楽しいひと時だった。

 

横山幸雄 華麗なる4大ピアノ協奏曲の響宴

  • 2019.06.01 Saturday
  • 23:09

おてんき 23.4℃/10.4℃

 

 

 

ものすごいコンサートだった。

 

 

1人でピアノ協奏曲を4つ、一気に弾いてしまうのだから!

 

ベートーヴェン  ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」

ショパン     ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23

ラフマニノフ   ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18

 

ピアニストも大変だろうが、伴奏をする指揮者やオーケストラも大変だったろう。

そして、聴く方もかなり体力を要する。

なんたって、4曲ともかなりな大曲なのだから。

 

 

ただ……

終わってみると、印象に残る部分がかなり薄い。

 

横山幸雄は、高い技術を持ち、力強い音で、細かな音符もハッキリと浮かび上がらせる。

ただし、叙情的な歌い回しや、アゴーギグに関しては消極的で、クールな印象を受ける。

 

今日の演奏に関して言えば、

この4曲の美しさや、作曲家のメッセージを受け取るところは少なく、

横山の技術や体力(?!)の凄さを見せつけられたといった感じ。

 

伴奏をした札幌交響楽団(指揮:ベン・グラスバーグ)についても、

リハーサルが十分でなかったのか、今日は荒さが目立ってしまい雑な印象。

いつもはステキな、木管セクションのソロもいまいち光らなかった。

 

 

 

今日の札幌行きでの一番の印象は、コンサート前に食べたランチ。

 

 

kitara近くのまぐろ屋でいただいた本鮪大トロ丼はサイコーだった。

華麗なピアノの演奏も、本鮪、しかも大トロには勝てなかったということか?

結局、花より団子なのか……

札響名曲シリーズ 喝采とチャイコフスキー

  • 2019.04.20 Saturday
  • 22:49

おてんき 9.8℃/-4.8℃

 

 

今日の札響対向配置

 

この並び方、実はあまり好きではない。

 

 

舞台下手(つまり向かって左側)にいるコントラバス、第1バイオリン、チェロはガンガン響いて来るのだが、

同じく上手(つまり右側)にいるビオラと第2バイオリンは楽器の面が後ろを向いているので、客席にはあまり響いて来ない。

 

バランスもとりにくいんじゃないだろうか?

だから、ストコフスキーも並び方を刷新したんじゃないのだろうか?

 

それが、最近はまたこの対向配置が広がって来ているようで……

それはそれで別にいいんだけど、自分としてはニガテな並び方なのです。

 

 

さて、久し振りに訪れたkitaraは、すっかり春模様。

 

10型の小編成で演奏したモーツァルト「交響曲第32番 ト長調 K.318」は、意外とこの対向配置が生きていた。

明るくすっきりとしたサウンド。

抑え気味の管楽器も上品な感じで良かった。

 

続いてはベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37」

ピアノソロは、昨年の浜松国際ピアノコンクールの覇者ジャン・チャクムル

チャクムルのピアノは明るい音色と自由奔放な表現がステキだった。

若々しく元気なベートーヴェンは、聴いていて爽やかな気分になれる。

この音色、使ったピアノがKAWAI製(Shigeru Kawai)のせいかもしれない。

なお、カデンツァはチャクムルによるオリジナルだとか……

馴染みの薄い曲だけど、とても楽しめた。

 

驚いたのはアンコール。

ファジル・サイ「ブラック・アース」は、

弦を指で押さえて響きを止めるという特殊奏法も使った現代的な曲ながら実に美しく、時にまたカワイイ。

今日の全体的に古典的なプログラムの中で、この曲をアンコールで演奏してくれたのは嬉しかった。

 

 

休憩をはさんで、チャイコフスキー「交響曲第5番 ホ短調 作品64」

終楽章は良かった。

トゥッティもバランスよく鳴っていたし、ラストの盛り上がりも素晴らしかった。

 

しかし、第1楽章でのバランスの悪さは何なんだろう?

 

また、第2楽章の聴かせどころであるホルンのソロは実にお粗末。

まるで上手い中高生が吹いているような味気ない演奏。

それを受け継ぐダブルリードが良いだけに、余計に残念感が強調されてしまった。

 

更に、フォルティッシモになるとバリバリ割れるバストロ。

こんな時代遅れな音を出しているようでは……

 

高関健の指揮はコンパクトで見やすい印象。

しかし、裏を返せば平明でインパクトのない演奏になってしまっていた。

 

いや……

この「名曲シリーズ」はリハーサルの時間が少ないという話も聞くし、

そのせいか演奏のクウォリティも概して高くないことが多い。

……ような気がするのは自分だけだろうか?

 

♪札幌交響楽団 第617回定期演奏会♪

  • 2019.03.15 Friday
  • 23:59

くもり 3.6℃/-6.6℃

 

 

札響のコンサートは、いい席はほとんど定期会員が取ってしまっているので、

単発で行こうとしても、僻地しか取れなかったりする。

だから、名曲シリーズは通し券を取っておいて、定期にはほとんど足を運ばないようになってしまったのだが……

 

でも、今回はショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」をやるというので、席のことは目をつむって行って来た。

 

 

指揮者のクシシュトフ・ウルバンスキは知っていた。

若手のホープじゃん!

よく札響なんかに(失礼!)客演に来たな、って感じだった。

 

一方、ソリストのアレクサンドラ・スムについては全然知らなかった。

若い女の子(といっても30歳)だし、溌剌とした演奏になれば、くらいで期待はしていなかった。

 

ところが!

期待を裏切られるというか、こんなにいい奏者だとは!

 

特に、第3楽章のカデンツァは、その緊迫感といい、推進力といい、

暗闇から必死で抜け出そうとする力強さが感じられて素晴らしかった。

カデンツァが終わって第4楽章に入ったところで、右腕を大きくふるっていたのは、

力が入り過ぎて疲れちゃった?

そのくらい、渾身の演奏だった。

 

おもわず、ロビーでCDを購入。

ちゃっかりサインもいただいて来ました。

 

なお、アンコールの前には日本語でメッセージ。

慈善活動にも積極的なスムらしい内容だった。

 

 

一方、期待を裏切られたのはウルバンスキも。

長身でモデルのような体型のウルバンスキの指揮は、

なぜか落ち着きのないヒョロヒョロした動き。

打点もハッキリせず、足を常に動かしてウロチョロ。

おまけに首もクネクネと振っていて、「オネェかよ」って突っ込みたくなるような……

 

あの指揮から、よくあんなにメリハリの効いた音が出て来るなぁ、と感心してしまった。

 

しかし、演奏の内容はというと……

 

ペンデレツキ「広島の犠牲に寄せる哀歌」では、

トーンクラスターの混沌とした響きばかりが耳について、音楽的な説得力は全然伝わって来なかった。

オーケストラが、この曲を理解しているのかどうか……

指揮車も十分に伝えられていなかったのではないか。

 

また、ストラヴィンスキー「春の祭典」も、イマイチ。

というか、今まで何度も聴いている曲だが、今回が最低かも。

冒頭のバスーンのソロや、ホルンの咆哮でのミスはご愛嬌だとしても、

こちらも強烈なリズムや不協和音が鳴っているだけで、どうしたいのか、何を言いたいのかが伝わって来ない。

 

世界の一流オーケストラを振る機会の多い指揮者だけに、日本の地方オケだからとなめてかかったのか?

 

 

 

さて、今回のコンサートは、「オーケストラの日」の参加事業ということらしい。

ハッシュタグをつけてSNSに投稿するとプレゼントがもらえるというので……

 

いただきました。

ありがとうございました。

札響名曲シリーズ 愛を奏でるラフマニノフ

  • 2019.02.23 Saturday
  • 22:30

くもり -0.1℃/-11.7℃

 

 

今、うちのグループはハウスかけの全盛期。

 

今朝も当然のようにお手伝いが入っていたんだけど、

ワガママを言って開始を1時間早くしてもらい、

3棟のハウスにビニールをかけたその足で札幌へ♪

 

 

札幌大丸で、「北海道のねこ」展を開催していて、

我が家のちゃいこさんもいたりするもんだから、ちょっくら見て来たり……

 

 

ついでに、その隣のフードコートで、妙にゴージャスなクレープを食べたり……

 

準備万端で、札幌交響楽団の名曲コンサートへ。

 

 

指揮は、お久しぶりですの尾高忠明さん。

ピアニストの岡田奏さんは函館出身だそうです。

 

 

 

冒頭は、芥川也寸志「弦楽のためのトリプティーク」

 

どういうわけか、今日の札響はウェットなサウンド。

会場が満員な上に厚着でもふもふしているせいか?

音も飛んで来ない。

後ろの席の人まで一生懸命弾いているような気がするんだけど……

 

 

続いて、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」

 

岡田奏すげぇ〜ッ!

打音のその瞬間から、余韻まで実によく響く。

特に高音のキラキラ感は今まで聴いたことがない素晴らしさ。

ラフマのロマンティックなメロディを艶やかに歌い、しかもスケールの大きさもハンパない。

しっかりとした音で、音量も豊か。協奏曲向きな奏者だ。

久し振りにピアノ協奏曲で鳥肌が立った。

 

ソリスト・アンコールは、シューマン(リスト編曲)「献呈」

こちらもいい演奏だったが、やはりコンチェルトにこそ、彼女の素晴らしさが出ていたと思う。

 

 

 

休憩をはさんで、ムソルグスキー(ラヴェル編曲)組曲「展覧会の絵」

 

やはり今日の札響はイマイチだった。

こんな色彩感の豊かな曲が、実にモノクローム。

スケールも小さく、ラストの盛り上がりが不自然に感じた。

各ソロも精彩を欠いた。

何か、ステージの上での見えない不協和音が音に鳴って表れてしまったかのような……

考え過ぎかな?

 

アンコールは、このところ尾高さんがよく演奏するチャイコフスキー「弦楽のためのエレジー」

なぜこのプログラムでこのアンコールなんだろう?

 

なんか、もやもやとした印象になってしまった演奏会。

ま、こんな日もある。

 

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