札幌交響楽団 深川公演

  • 2017.07.18 Tuesday
  • 23:59

あめ 28.8℃/14.0℃

 

 

吹奏楽どっぷりだった中学生の頃……

一番初めに好きになったオーケストラの曲が、ドボルザーク交響曲第8番でした。

 

恥ずかしながら、きっかけは吹奏楽コンクールでの石田中学校の演奏だったんだけど、

ちょうど同じ頃、東京フィル(指揮は尾高忠明)の演奏をFMで聴いて、

すぐにオーケストラのLP(ノイマン指揮・チェコフィル)を買ったりして……

 

その後、いろんな曲を聴くようになったので、

必ずしも一番好きな曲とまでは言わないけれど、

とても思い入れのある曲の一つであることには変わりないのです。

 

 

 

さて、

今回は札幌交響楽団の演奏でそのドボ8を聴く機会を得たわけですが……

 

指揮は、今ノリに乗っての田中裕子さん。

今年2度目の札響への登場です。

 

会場の「深川市文化交流ホール み・らい」はキャパ700名弱の小さなホール。

オケも12型の小さめの編成だったけど、会場は満員だし、かなりドライなホールのようで、残響が短い短い。

各音がハッキリと聴き取れて、聴きやすかったです。

 

 

プログラムは、

ドボルザークの「スラブ舞曲第1番」

ビゼーの組曲「カルメン」(抜粋)

そしてドボルザークの「交響曲第8番」

 

 

 

「カルメン」では、フルートやオーボエ、クラリネット、トランペット等のソロ陣がいい演奏を聴かせてくれました。

演奏は、それらのソロを前面に出していたような、控えめな印象でしたが、

「闘牛士の歌」や「ジプシーの踊り」になると、それまで抑えていた(?)指揮者の主張が爆発して、

揺らす・ためる・飛ぶ・跳ねる!

 

あるいは、

前日と当日の2日間しかリハーサルの時間がなかったので、ポイントを絞ったのかもしれないなねと妙に勘ぐったり……

 

でも、短いリハの時間の中で、あれだけアゴーギグやイントネーションに変化を付けてまとめられるというのはすごいことだなと思ったり……

 

 

 

そしてドボ8。

あんなにエルギッシュな演奏は初めて聴いた。

熱い!

いや、会場もちょっと暑かったけど、演奏も熱い。

 

 

特に終楽章。ファンファーレの後のテーマ、ここまでテンポを落として演奏するのは珍しいかもしれない。

いや、自分が演奏するのならこのくらい落としたいけれど、

終楽章の頭だし、やりすぎると冗長な感じになってしまいはしないかと、やはりちょっと躊躇しそう。

でも、今回の演奏ではその後のアレグロとの対比が良いコントラストを描いていた。

ただゆっくりなだけではなく、弓をいっぱいに使ってたっぷりと歌っていたせいか、ちょっとブラームスの1番を連想してしまったり……

 

その後のアレグロが熱い。

まるで嵐のような!

とにかく良く鳴らしてガンガン攻めてくる。

 

ぼくのこの曲のイメージは、東欧ののどかな田園風景、村人たちの祭り……

でも、今回の演奏は、むしろロック!

 

いやぁ〜〜、ライブだからこそのノリ。

いやぁ〜、楽しかった、

ちょっと疲れた……

オモシロカッタ♪

 

 

 

おもしろかったといえば……

 

会場近くにこんな立て看板が……

 

 

町を上げてオーケストラを歓迎している雰囲気が伝わって来ました。

 

PMFコンサート

  • 2017.07.15 Saturday
  • 23:59

おてんき 34.1℃/18.3℃

 

 

若い人たちの奏でる音楽は……

たとえ技術が未熟であっても、それ自体が生き生きとしていて聞いているのが楽しくなる。

 

まして、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)の参加者は、世界中から選りすぐった奏者の集まりなのだから!

 

PMFのコンサートを聴くのは2年ぶり3度目になる。

 

今回は、準メルクルの指揮で、フランスものを中心としたプログラム。

 

 

 

まずは、ベルリオーズの序曲「海賊」

冒頭、いきなり超快速で始まることもあってか、弦と管がバラバラ。

おいおいおいおい……

でも、活気は満点。

だんだんアンサンブルも合って来て、爽やかな演奏を聴かせてくれた。

 

この曲、大好きなんだけど、なかなか生で聴く機会がなかったので、もうこれだけでも大満足。

 

 

そして、細川俊夫の「夢を織る」

せっかく日本でやる音楽祭なんだから、邦人作品を取り上げるのは素晴らしいことだよね。

しかも現代音楽!

こういう作品は、やはり生で聴かないと♪

そして、生で見ないと♪♪

日本よりもヨーロッパでの評価が高い細川さん。

もっと日本での演奏機会が増えるといいのに……

 

 

休憩をはさんで、ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」

この曲を全曲演奏するのはけっこう珍しいんじゃないだろうか。

しかも合唱はなし。

どんな感じになるんだろうと期待半分不安半分。

ん〜〜〜、やはり合唱は必要ですよ、ディアギレフさん。

悪くはないんだけど、ふだん合唱付きで聴き慣れているので、何か物足りない……

 

演奏は、なかなか健闘していました。

教授陣も加わっているせいで、音が厚いし、ソロも安心して聴ける。

ただ、ホルンは学生さんが吹いてました。これが秀逸!

ちょっと速めのテンポでグイグイ押して、迫力満点の元気なダフクロ♪

お腹いっぱいです。

 

 

写真は札幌大通公園噴水とテレビ塔。

まだ薄明るい都会のサタデイナイトを満喫しながら、札幌駅まで歩いてしまいました。

♪ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団♪

  • 2017.06.12 Monday
  • 23:59

おてんき 18.7℃/4.2℃

 

 

ベルギーのオーケストラの来日は珍しい。

 

しかも、

指揮者のステファヌ・ドネーヴは、

来日中にセントルイス交響楽団の時期音楽監督就任が発表された。

 

なんか嬉しい……

 

 

ステージの上はベルギーらしい多民族な雰囲気満載。

なるほどテロの温床になってしまいそうなお国柄(?)。

でも、そこから出て来るのはフランスらしい明るいサウンド。

これでS席8,000円はチョー・リーズナブル。

なのに会場の入りは8割弱か?

 

もったいない……

 

ブリュッセル・フィルハーモニックは、けして一流のオケでもないしネームバリューも低いかもしれないけれど、

せっかく北海道まで来てくれているんだし、もっと多くの人に聴いてもらいたかった。

 

 

 

さて……

 

開演前に、ドネーヴがプレトーク。

第二ヴァイオリン首席のハギワラさんを通訳に、ジョークを交えた楽しいおしゃべり。

これで会場の雰囲気が一気に和んだ。

 

 

冒頭は、フランスの若手作曲家コネソン「フラメンシュリフト(炎の言葉)」

現代作品だがベートーヴェンの旋律等を引用した親しみやすいメロディ。

そしてエキセントリックな響き。

こういう作品、大好き!

 

 

2曲目はモナ=飛鳥・オットをソリストに迎えて、ベートーヴェンピアノ協奏曲第5番「皇帝」

モナのピアノは粒のハッキリした明るい音色。

女性らしい力強さも感じる。

一方、音量の幅が狭いせいか、盛り上がって欲しいところで……、来ない。

だから全体的にサラッとした印象になってしまい、ちょっと残念。

むしろオーケストラの方が頑張っている感じがする。

しかし第2楽章はリリカルで良かった。

 

ソリストアンコールはリスト「巡礼の年」より「ヴェネチアとナポリ」カンツォーネ

いきなり激しい曲!

皇帝でも3楽章なんてこんな表現したら面白かったのに……

 

 

後半のプログラムは得意のフランスもの。

 

ドビュッシー交響詩「海」は、この日の白眉。

フランス的な明るいサウンドにアンニュイな雰囲気。

アゴーギグやソロ、表現のひとつひとつが、日本のオケとはやはり違う。

フランス語的な雰囲気?

フランス人から見た異国情緒?

しばし札幌を離れ、フランスの海上に漂ってしまいました。

 

 

そして最後はラヴェル「ボレロ」

なんとも自由なソロ。

統一感はないものの、個々の奏者が自分の表現で同じメロディを演奏してる。

一番自由だったのはソプラノ・サックス。

オーボエ・ダモーレも美しい響きを聴かせてくれました。

トロンボーンの高音も柔らかくて素晴らしい。

エキストラのテナーサックスの日本人女性も、いい演奏していました。

 

 

アンコールは定番の「ファランドール」

これも、フレーズの付け方がちょっと個性的でおもしろかった。

 

 

いいオケが聴けた♪

 

 

 

終演したらなんと9時15分。

プログラムの時間は短いと思っていたのに……

大慌てで札幌駅に走り、10時の特急に飛び乗りました。

 

家に着いたら、気温は6℃。

出掛ける時は18℃だったので、ハウスは開けっ放し。

これまた大急ぎで締めて回りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて……

この後夏から秋にかけてコンサートラッシュ。

来月は札幌交響楽団(指揮:田中裕子)の深川公演。

9月には札幌交響楽団(指揮:バッディストーニ)と、

東京都交響楽団(指揮:大野和士)の札幌公演。

11月にはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(指揮:ブロムシュテット)と、ロシア国立交響楽団。

 

昨年、不作でボンビーだったのでガマンした分、爆買いしています。

札幌交響楽団 ほくでんファミリーコンサート

  • 2017.05.30 Tuesday
  • 23:59

おてんき 26.8℃/10.8℃

 

 

この時期に良いコンサートがあっても、

昼夜の気温差が大きくて、ハウスの温度管理がままならないので、

なかなか行くことが出来ないというのが現実なのですが……

 

最近は、夜遅くまで15℃程度をキープしているし、

「なんとかなるだろう」と思い切って札幌まで行って来ました。

 

 

今回のコンサート、指揮をするのは田中裕子さん。

 

ボクと同じ愛知県の出身で、

しかもびんちゃんの大学時代の先輩なのです。

 

その田中さんと、SNSでのやりとりをきっかけに、

今回のコンサートにご招待をいただきました。

 

 

プログラムは、

 

ストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」(1919年版)

ベトーヴェンの交響曲第3番「英雄」

 

 

「火の鳥」冒頭の響きからして、いつもの札響と違う!

 

木管のソロも、よく歌っていて、美しい響き。

「王女のロンド」のテンポが今まで聴いた中ではダントツに速かったのが面白かった。

子守唄のバスーンは歌い過ぎじゃね?

なんとなく、チャキチャキした豪快な「火の鳥」。

 

管が頑張っちゃうと、12型の弦が埋もれちゃったり……

ところどころ、もっとためてくれても良かったかな、とも思ったけど……

それでも、前回に同楽団と聴いた演奏よりも全然良かった。

 

 

 

 

休憩をはさんでベートーヴェンの「英雄」

 

実は……、

ベートーヴェンでよく聴くのは4番,8番,7番,5番……

生で聴いたことがあるのも、5番,7番,それに1番。

特に、3番「英雄」と6番「田園」は、CDは持っていても家では全然聴くことがないんです。

 

でも、やっぱり生で聴くとオモシロイですね。

指揮者も、この曲、好きなんでしょうね。

思い入れが詰まってる感じが、強く伝わって来ました。

 

そして、

意外だったのは、札響のサウンドがキラキラしていたこと、

「火の鳥」よりも「英雄」の方がブリリアントな響きになっていたのはナゼなんだろう?

 

アンコールは、

ハイドンの弦楽四重奏曲「冗談」より 第4楽章。

遊び心いっぱいの楽しい演奏でした。

 

 

終演後、楽屋訪問。

 

プロの演奏会で楽屋に行くのは初めてかも。

 

初めてお会いした田中さんは、チャキチャキの元気いっぱいなお姉さん。

「なるほど。あの演奏はこの人の演奏だ。」と変に納得しちゃいました。(失礼!)

 

実は、ボクも言われたことがあるんですけどね……

「乙中の演奏って、ちいさまそのものだよね」って。

 

音楽は、その人の人柄とか性格とかを、見事に表現しちゃうんでしょうね。

 

彼女の指揮する「英雄」だから、オモシロイと感じたんだろうな……

そういえば、前回の7番でも同じようなことを感じたような……

 

 

 

忙しくて、身体がちょっと悲鳴を上げている今日この頃……

とてもステキな音楽で疲れた身体を癒してくれました。

田中さん、ご招待いただいて、ありがとうございました。

 

 

次回の札響との共演はドボ8ですね。

大好きな曲♪

聴きに行けるかなぁ〜。

 

北海道二期会オペラ公演

  • 2016.12.04 Sunday
  • 13:21

6.3℃/-6.2℃

 

昨日の話……

 

kitaraで札幌交響楽団のコンサートを聴いた後、

 

「北海道にも天一があったのか」という嬉しい衝撃に包まれつつラーメンを食べ、

 

 

お腹もいっぱいになったところで、札幌市教育文化会館で初オペラ鑑賞。

 

 

自分でも意外だけど、生オペラって初めてなんだよね。

演奏会形式の「コジ・ファン・トゥッテ」は、高校生の時に見たことがあるけど……

 

演目は、プッチーニの「修道女アンジェリカ」と、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」の二本立て。

 

 

演奏は北海道室内管弦楽団。

コンマスが札響の大平さんの他、札響メンバーがたくさん入ってる!

「あぁ〜、だから昼間の札響が上手かったんだ」

……などとひねくれたコトを思ったりして。

 

 

さて、2曲ともぜんぜん知らないオペラなので、事前にCDで予習していったのだが、やはり生の迫力たるや素晴らしい。

 

 

まずは「修道女アンジェリカ」

タイトルロールはダブルキャストだったのだが、この日歌ったのは佐々木アンリ

この歌唱・演技が素晴らしかった。

ラストの場面なんて、子役の男の子、よく泣き出さなかったなと思えるほど怖かった。

 

さて、修道院での話ということもあって全編女声のみ。

それが清らかな雰囲気をかもし出し、

ラストのアンジェリカの悲惨な運命(自分で招いたこととはいえ)をよりいっそう際立たせている。

「ラ・ボエーム」や「蝶々夫人」のようなドラマチックな展開も音楽もないのに、

和声と管弦楽法のみでアンジェリカの苦悶と昇天を描いていて……

ほんとに、プッチーニってすごいなぁ〜。

 

iPhoneImage.png
 

休憩をはさんで「カヴァレリア・ルスティカーナ」

こちらは一転して男女4人によるドロドロの不倫愛憎劇。

男声が入るだけでこんなにも迫力が違うんだということにも気付かされたが、

ストーリーがややこしい上に、それぞれのキャストにもとうてい共感できないという困った内容。

この歌劇は間奏曲ばかりが有名になってしまっているけど、それもうなづけるかも。

 

 

 

 

初めてオペラを見たのだから、内容が良いとかどうとか比べるものもなく、感想もうまく書けないのだけれど、

やはり映像で見るのとはぜんぜん迫力も違うし、面白かった。

合唱付きのオーケストラって好きだし、機会があればぜひまた見てみたい。

音楽日和 〜JAF会員のための音楽会〜

  • 2016.12.03 Saturday
  • 23:59

4.6℃/-6.9℃

 

 

コンサートのハシゴなんて初めての体験。

 

まずは、「音楽日和」と題したJAF主催のコンサート。

 

 

JAFに応募して当選したというコンサートなので、関は主催者側で指定されてしまい……

なんと前から5列目の一番端っこ(下手側)。

自分では絶対に選ばない座席に座ることになってしまった。

正直、ちょっとテンションが下がってたんだけど、これが怪我の功名と言うかなんと言うか……。

 

 

 

さて、

演奏は札幌交響楽団だったのだが、

これが、いつもの札響ではなかった!

 

座席がステージに近いせいなのか?

はたまた、指揮者の垣内悠希のせいなのか?

あるいは、メンバーにトラが多かったせいなのか?

 

 

 

 

1曲目の、モーツァルト作曲、歌劇「魔笛」序曲が始まった時はかなり戸惑った。

演奏にではなく、聴こえて来る音がいつもと違いすぎるのだ。

目の前にいるヴァイオリンは生音でガンガン聴こえて来るのに対し、

遠いチェロやコントラバスが、ステージ上で反響した音で反対側から聴こえてくる。

バスーンやホルンも同じ。

なんか、いつも聴いているオーケストラの音ではないので、しばらく曲に集中できなかった。

 

ただ、慣れてくるとだんだん全体のサウンドが混ざった状態になって意外に心地良い。

しかも、ステージに近いせいで、かつて指揮台で聴いていたような生オケの音に近い感じがする。

この札幌コンサートホールkitaraは、音響が良いことで評価の高いホールなのだが、それを思わぬ形で思い知らされた。

今までは、どんなに後ろになっても、出来るだけ中央寄りの座席を確保していたのだが、

これからは多少左右に寄っていても前方の方が良いかもしれないな、なんて思ったりした。

 

しかし、結局響きばかりに耳が行ってしまい、肝心の曲の印象があまりない……

オーボエの音がやたらきれいに響いていたのと、

いつも不安定なホルンが意外にしっかりしているのだけは覚えているのだが……。残念。

 

 

気を取り直して、2曲目のブルッフ作曲、「ヴァイオリン協奏曲第1番」

ヴァイオリン独奏は小林美樹

若手のヴァイオリニストで気になっていた人の一人なので楽しみにしていたプログラム。

とてもキレイな音を奏でる奏者だが、ちょっと表情が硬いか?

この曲は、超絶技巧なんてなく、美しいメロディをたっぷりと歌って聴かせる曲なのだが、

ちょっと遠慮気味と言うか、もう一つ上のところまで行って欲しいところで、その直前にダウンしてしまうことが多々見られたのが残念。

良く言えばお上品な演奏なのだが、やはり性格的なものなのか、それとも何か別のものを狙っているのか……。

 

それに対して、伴奏のオーケストラのすごいこと!

すっかりソロを凌駕してしまうくらい歌う・鳴らす・煽る。

オケがソリストに「もっと!もっと!」って言ってる様な気がした。

 

小林はヴィニアフスキのコンクールで2位に入賞したとか……。

ぜひヴィニアフスキの協奏曲も聴いてみたいし、近々大阪ではコルンゴルトをやるそうなので、そっちも興味津々。

 

ちなみに、ブルッフの協奏曲を聴くのは25年ぶり。

その頃、チャイコフスキーコンクールで優勝したばかりの諏訪内晶子の演奏で、立て続けに3回聴いて以来である。

今日の演奏は、その頃の諏訪内の演奏に似ている……。

ちょっとおすまししているような……

 

iPhoneImage.png

 

休憩をはさんで、ベートーヴェン作曲、交響曲第5番ハ短調

最近流行のベーレンライター版ではなく、オーソドックスな演奏だった。

しかし、そのエネルギッシュさは、今まで聴いた「運命」の中でもピカイチ。

指揮者の垣内は、とても真面目な性格なのだろう。

前半の2曲もそうだが、その真摯な態度が、そのまま演奏に反影されているような気がする。

メロディの歌い方も自然で、しかしメリハリはしっかりと付けるので聴いていて飽きない。

札響は、若い指揮者が来ると小馬鹿にしたような、手抜き演奏をすることがあり、

実際にそういう場面に何度も遭遇しているのだが、今日はそういうことは全然なかった。

指揮者のしたい演奏を、一緒になって作り上げようとする姿勢が見られて、それが快演として表れたのだろう。

惜しいのは、弱奏でのバランスや音色が乱れがちだったこと、フレーズとフレーズのつながりが所々不自然な感じになってしまったことか?

いや、しかし、若々しく真面目な「運命」。感動しました。

 

 

そしてアンコール。

エルガー作曲、行進曲「威風堂々」第1番

コンサート開始時から、プログラムの曲では使わないはずのハープや、グロッケン、スレイベル等が置いてあったので、

季節がら「クリスマス・フェスティバル」でもやるのかと思いきや……

どうも、この選曲はJAFのコンサートの定番らしい。

しかし、これがまた思いがけない好演だった。

このアンコールだけのために会場に来たハープ、チューバ、パーカッション、そしてオルガンの奏者たち。

この日一番の大編成で元気いっぱいの豪快な演奏だった。

 

iPhoneImage.png

 

久し振りに、札響のコンサートで大満足。

これって、やっぱり垣内悠希のチカラじゃないだろうか?

彼を札響の首席指揮者に……なんて、本気で願ってます。

 

 

 

 

さて、お腹いっぱいになったコンサートを後にして次の会場に移動。

2つ目は、初めてのオペラ鑑賞です。

THE CHAMBER BRASS 〜N響金管奏者たち〜

  • 2016.11.06 Sunday
  • 19:13

ゆき 0.3℃/-5.5℃

 

突然のドカ雪。

しかも、かろうじてプラスになったという程度のプチ真冬日。

11月初旬とは思えません。

このまま根雪になっちゃうんだろうなぁ〜。

 

iPhoneImage.png

 

そんな日曜日の午後……

美瑛町民センターにNHK交響楽団の金管奏者たちがやって来てくれました。

 

三井住友海上文化財団 ときめくひととき

 

というシリーズの事業らしいです。

 

 

トランペット 菊本和昭

トランペット 山本英司

ホルン    福川伸陽

トロンボーン 池上 亘

チューバ   池田幸広

 

の5名による金管五重奏。

 

プログラムは、

「小フーガ ト短調」(J.S.バッハ)

「金管五重奏曲 第1番 ロ短調」(エワルド)

「タイワニーズ・ファンタジー」から第1・2楽章 (伊藤康英)

「ウェストサイド物語」組曲 (L.バーンスタイン/竹島悟史)

アンコール 「花は咲く」

 

iPhoneImage.png

 

金管アンサンブルなんて聴くの、むっちゃ久し振り。

ひょっとしたら、中学校でアンサンブル指導をしてた頃以来?

 

だからかもしれないけど、

近くの席で、目をつむって聴いてると、音楽室で中学生の指導をしていた頃とかぶったりして……

なんか、懐かしい想いもよぎったりしました。

 

演奏は、そりゃ上手いです。

一人一人の音が、近いだけに生な音として届いて来るんだけど、

それが、美しく響いて耳に心地良い。

さすが、日本のトップ奏者たちですね。

 

残念なのは会場のマナー。

携帯は鳴るし、

目の前の席の小学生女子二名はつつき合ってるし、

おばちゃんは鈴のついたカバンをチリコロチリコロ音をさせながらいじってるし、

会場中に響くような大きな音で何度も鼻をすすっている奴はいるし……

 

僻地公演だから仕方がないのかな……

 

それにしても、東京〜美瑛を日帰りで演奏しに来てくれたのに、ちょっと失礼?

 

 

もっとも、プログラムにも問題はありますね。

クラシック初心者にはコアなエロルドや伊藤康英、

小中学生には「ウェストサイド」もポップスとは映らないだろうし……

ナレーション付きとはいえ1時間の長丁場は辛かったでしょうね。

 

 

でもでも!

やっぱり聴きに行って良かったです。

久し振りに、キレイなブラスの音を聴いて、ちょっと吹きたくなりました。

♪札幌交響楽団 旭川公演♪

  • 2016.11.02 Wednesday
  • 23:05

くもり 3.5℃/-1.3℃

 

旭川で札響がコンサートをしてくれるのはほぼ隔年?

 

よく分かんないけど、旭川でプロのオケを聴ける機会なんて滅多にないので、

発売と同時にチケットをゲットして聴きに行って来ました。

 

指揮は名誉音楽監督の尾高忠明さん。

プログラムは、モーツァルトの交響曲第40番と、チャイコフスキーの交響曲第4番

 

iPhoneImage.png

 

会場の旭川市民文化会館は、残響がほとんどないんじゃないかというデッドなホール。

 

前半のモーツァルトでは、弦が艶やかな響きで聴かせてくれました。

モーツァルトとしては珍しい短調の交響曲なんだけど、

モーツァルトらしい華やかさに加えて、あでやかさも感じられ、

良い意味でいつもの札響らしからぬ演奏でした。

 

 

後半は大好きなチャイ4。

好きなだけに、いろいろと思うところはあるのだけれど……

第1楽章はなんかチクハグな部分があちこちに垣間みられた。

緊張感の欠如というか……、裏で刻むリズムが雑。

せっかくメロディは豊かに歌っていても、それを壊してしまっては……

 

第2楽章が一番好き。

てか、チャイコで一番好きなのはこの曲。

メック夫人を思って書いたであろう甘い旋律をオーボエやバスーンなどが美しく歌い上げて好演。

 

第3楽章の弦のピツィカートが素晴らしい。

この演奏では、ホールの響かなさがむしろ良く影響したのではないだろうか。

もうすこしダイナミクスに幅があるともっと面白かっただろうけど……

 

第4楽章は勢いも端切れも良かったのだけれど……

12型の弦セクションに対して、金管があんなにバリバリ吹いたら……

ぜんぜん弦が聴こえなかったし!

 

アンコールはチャイコフスキーの「イアン・サマーリンの想い出のエレジー」

チャイコの隠れた佳曲。

滅多に演奏されない曲だけに、こんなところで聴けるなんてラッキー☆

 

 

ブチブチ書いたけど、今日の札響は良かった。

やっぱり尾高さんとのコンビがサイコーですよね。

 

残念だったのは……

新しいオーボエの首席さんの演奏が聴けなかったことかな。

チャイコの2楽章のソロ、ぜひ聴きたかったのに……

12月までの楽しみにとっておきます。

♪リヨン国立管弦楽団 札幌公演♪

  • 2016.06.23 Thursday
  • 23:59

おてんき 24.5℃/12.0℃

 

名古屋に住んでいれば、海外からのオーケストラもたくさん来るし、

名古屋フィル、中部フィル、セントラル愛知などの在名オケの演奏会もあるし、

いろんな演奏会に出掛けることが出来たんじゃないかと思ったりもするけれど、

実際にあちらにいた頃は、時間が全然とれなくて、欠曲ほとんど演奏会なんかに行ったことがありませんでした。

 

高いお金を払って前売り券を買っても、

当日になって学校で問題が起こったり、急な出張が入ったり……

そんなことになったら泣くに泣けないので、チケット自体買わなかったんですよね。

 

それが、今、北海道の片田舎に住んでいても、

機会はかなり少ないとはいえ、海外からのオーケストラも来るし、

札幌交響楽団もいい演奏を聴かせてくれるし、

それなりに、充実した音楽ライフを過ごさせてもらってるような気がしたりして……。

 

 

 

さて、

今回の演奏会は、リヨン国立管弦楽団です。

プログラムは、「スペイン狂詩曲」「優雅で感傷的なワルツ」「ダフニスとクロエ」第2組曲

そして「展覧会の絵」という、オール・ラヴェル・プログラム。

さぞかしおフランスな夜になるかと思いきや……

 

フランスのオーケストラとはいえ、

フレンチ・バソンではなくファゴットを使い、

コントラバスの弓の持ち方もジャーマン式・フランス式バラバラ。

一人一人の奏者の音や演奏は、フランス的な表現も多々見られたけれど、

いざトッティになってしまうと、いかにもグローバルな響き。

もちろん上手いんだけど、都会的で洗練された現代的な……

「ハイブリッドの自動車に乗ってるラヴェル」みたいな感じ?

それはそれでおもしろかったです。

 

中でも、「ダフニスとクロエ」のパントマイムのフルートソロは秀逸でした。

弦の弱奏やポルタメントは、いかにもフランスのオケという響きで良かった。

木管のアンサンブルも、あ〜ゆ〜響きはフランスのオケしか出せないな、という感じ。

 

残念なのは、「展覧会の絵」のアルトサックス。

日本人のエキストラさん(前回の札響と同じ人)でしたが、上手いんだけど、音がオケと全然違う。

フレンチのコースで、いきなり日本蕎麦が出て来たような違和感がありました。

打楽器のエキストラさんもそうだけど、来日時に現地でトラを雇うのは勘弁して欲しい。

 

 

フランスのオケを聴くのはパリ管に続いて二度目だけど、

こてこてのフランスフランスした演奏も聴いてみたいなぁ〜。

やっぱ、パリに行かないとだめか?

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:音楽

♪札幌交響楽団 第585回定期演奏会♪

  • 2016.01.22 Friday
  • 23:59
 0.8℃/-13.4℃

ぷろこが退学病院で検査してもらうことになり、
急遽、チケットをとって聴きにいったコンサートです。



席は、LAブロックの8列目39番。
このブロックでは一番真ん中寄りの席ですが、やはり音の聴こえ方はイマイチ。
かたまって聴こえる分にはそんなに悪くないんだけど、
それでも左側面の列だけあって、ステレオには聴こえて来ないんだよね。
それが、今回のコンサートの印象にも大きな影響を与えられてるとは思います。



さて、
今回の指揮はマティアス・バーメルト
御歳73歳の巨匠らしく、指揮は堂々としたものだし、オケも一生懸命演奏してました。



1曲目はラヴェル作曲組曲「マ・メール・ロワ」
フランス音楽の粋の極みのようなこの曲ですが、今日の演奏はむしろドイツ的?
オケの響きがそうさせてるような感じでした。
ソロ陣も、けして悪い演奏をしているわけではないのだけれど、
エスプリを感じさせるような音色・表現ではなかった。
ちょっと異質なラヴェルを聴かされたような……

なお、今日のコンマスは韓国ソウル市のデジョン・フィルハーモニック管弦楽団のコンマスをしている、ピル・キュン・ポール・キムさん。
札響との交流事業の一環なんだそうです。
この曲では何ヶ所もステキなソロを聴かせてくれました。
特に、ヴィオラと副コンマスとの三重奏は素晴らしかったです。


2曲目は、メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲
ソリストは、イザベル・ファウスト
ファウストさん、なかなかオシャレな衣装で登場。
まるで在りし日のジュリー・アンドリュースのような!
彼女のヴァイオリンは、艶やかなというよりはむしろドライな印象。
あえて言うなら、ザラザラとした感じ。
音量もあまり大きい方ではないので、よけいに小じんまりとした演奏に聴こえてしまう。
いや、席の場所のせいかもしれないけど……
メンコンって、若々しくて陽気で無邪気な幸せ感満載な曲だと思うんだけど、
むしろそんな若々しさを冷めた目で観察しているような……。
イザベラ自身、18歳のお子さんを持つ母親だそうで、
そうした、大人の女性の演奏だったように思います。

なお、伴奏ではクラリネットなど木管のアンサンブルが白眉でした。
木管アンサンブルの美しい響き、久し振りに聴いて清々しい気分になれました。




後半は、ムソルグスキー作曲・ラヴェル編曲の、組曲「展覧会の絵」
前半は12型の小編成だったのが一気に3管にサックスやユーフォ加えた大編成に。
冒頭のトランペットのソロから全開でした。
バーメルトも譜面台をどかして暗譜でのびのびと指揮していて、
それがオーケストラから出てくる音にも解放感とか充実感を与えていたように思う。
ただし、ラヴェル的なフランス風の演奏と言うよりは、
原曲のロシア的な臭いが濃いドッシリとした演奏でした。
このあたりは、指揮者云々よりオーケストラの個性のような気がする。
ここ1年でサッ居のサウンドが少し変わっちゃったような……。
北欧的な冷たい空気のようなサウンド、好きだったのなぁ〜。

サックスのソロ(中村均一さん)、ステキでした。
オーボエの金子亜未さん、相変わらず素晴らしかった。彼女のオーボエを聴けるのはこれが最後かと思うと淋しいです。



全体を通して気になったのは、パーカッションの音色。
特にトライアングルと合わせシンバル。
いや、音色と言うより、楽器のチョイス!
「そりゃ好みの問題だろ」と言われたらそれまでだけど、
ピアニッシモでチーンと鳴るトライアングルの音って、とても重要なポイントだと思うんだよね。
プロオケなんだし、1ヶしかないなんてことないですよね。
場面によって使い分けたりしないのかな……
酔いから覚めた感じがしてとても残念だった。

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM