北海道二期会オペラ公演

  • 2016.12.04 Sunday
  • 13:21

6.3℃/-6.2℃

 

昨日の話……

 

kitaraで札幌交響楽団のコンサートを聴いた後、

 

「北海道にも天一があったのか」という嬉しい衝撃に包まれつつラーメンを食べ、

 

 

お腹もいっぱいになったところで、札幌市教育文化会館で初オペラ鑑賞。

 

 

自分でも意外だけど、生オペラって初めてなんだよね。

演奏会形式の「コジ・ファン・トゥッテ」は、高校生の時に見たことがあるけど……

 

演目は、プッチーニの「修道女アンジェリカ」と、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」の二本立て。

 

 

演奏は北海道室内管弦楽団。

コンマスが札響の大平さんの他、札響メンバーがたくさん入ってる!

「あぁ〜、だから昼間の札響が上手かったんだ」

……などとひねくれたコトを思ったりして。

 

 

さて、2曲ともぜんぜん知らないオペラなので、事前にCDで予習していったのだが、やはり生の迫力たるや素晴らしい。

 

 

まずは「修道女アンジェリカ」

タイトルロールはダブルキャストだったのだが、この日歌ったのは佐々木アンリ

この歌唱・演技が素晴らしかった。

ラストの場面なんて、子役の男の子、よく泣き出さなかったなと思えるほど怖かった。

 

さて、修道院での話ということもあって全編女声のみ。

それが清らかな雰囲気をかもし出し、

ラストのアンジェリカの悲惨な運命(自分で招いたこととはいえ)をよりいっそう際立たせている。

「ラ・ボエーム」や「蝶々夫人」のようなドラマチックな展開も音楽もないのに、

和声と管弦楽法のみでアンジェリカの苦悶と昇天を描いていて……

ほんとに、プッチーニってすごいなぁ〜。

 

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休憩をはさんで「カヴァレリア・ルスティカーナ」

こちらは一転して男女4人によるドロドロの不倫愛憎劇。

男声が入るだけでこんなにも迫力が違うんだということにも気付かされたが、

ストーリーがややこしい上に、それぞれのキャストにもとうてい共感できないという困った内容。

この歌劇は間奏曲ばかりが有名になってしまっているけど、それもうなづけるかも。

 

 

 

 

初めてオペラを見たのだから、内容が良いとかどうとか比べるものもなく、感想もうまく書けないのだけれど、

やはり映像で見るのとはぜんぜん迫力も違うし、面白かった。

合唱付きのオーケストラって好きだし、機会があればぜひまた見てみたい。

音楽日和 〜JAF会員のための音楽会〜

  • 2016.12.03 Saturday
  • 23:59

4.6℃/-6.9℃

 

 

コンサートのハシゴなんて初めての体験。

 

まずは、「音楽日和」と題したJAF主催のコンサート。

 

 

JAFに応募して当選したというコンサートなので、関は主催者側で指定されてしまい……

なんと前から5列目の一番端っこ(下手側)。

自分では絶対に選ばない座席に座ることになってしまった。

正直、ちょっとテンションが下がってたんだけど、これが怪我の功名と言うかなんと言うか……。

 

 

 

さて、

演奏は札幌交響楽団だったのだが、

これが、いつもの札響ではなかった!

 

座席がステージに近いせいなのか?

はたまた、指揮者の垣内悠希のせいなのか?

あるいは、メンバーにトラが多かったせいなのか?

 

 

 

 

1曲目の、モーツァルト作曲、歌劇「魔笛」序曲が始まった時はかなり戸惑った。

演奏にではなく、聴こえて来る音がいつもと違いすぎるのだ。

目の前にいるヴァイオリンは生音でガンガン聴こえて来るのに対し、

遠いチェロやコントラバスが、ステージ上で反響した音で反対側から聴こえてくる。

バスーンやホルンも同じ。

なんか、いつも聴いているオーケストラの音ではないので、しばらく曲に集中できなかった。

 

ただ、慣れてくるとだんだん全体のサウンドが混ざった状態になって意外に心地良い。

しかも、ステージに近いせいで、かつて指揮台で聴いていたような生オケの音に近い感じがする。

この札幌コンサートホールkitaraは、音響が良いことで評価の高いホールなのだが、それを思わぬ形で思い知らされた。

今までは、どんなに後ろになっても、出来るだけ中央寄りの座席を確保していたのだが、

これからは多少左右に寄っていても前方の方が良いかもしれないな、なんて思ったりした。

 

しかし、結局響きばかりに耳が行ってしまい、肝心の曲の印象があまりない……

オーボエの音がやたらきれいに響いていたのと、

いつも不安定なホルンが意外にしっかりしているのだけは覚えているのだが……。残念。

 

 

気を取り直して、2曲目のブルッフ作曲、「ヴァイオリン協奏曲第1番」

ヴァイオリン独奏は小林美樹

若手のヴァイオリニストで気になっていた人の一人なので楽しみにしていたプログラム。

とてもキレイな音を奏でる奏者だが、ちょっと表情が硬いか?

この曲は、超絶技巧なんてなく、美しいメロディをたっぷりと歌って聴かせる曲なのだが、

ちょっと遠慮気味と言うか、もう一つ上のところまで行って欲しいところで、その直前にダウンしてしまうことが多々見られたのが残念。

良く言えばお上品な演奏なのだが、やはり性格的なものなのか、それとも何か別のものを狙っているのか……。

 

それに対して、伴奏のオーケストラのすごいこと!

すっかりソロを凌駕してしまうくらい歌う・鳴らす・煽る。

オケがソリストに「もっと!もっと!」って言ってる様な気がした。

 

小林はヴィニアフスキのコンクールで2位に入賞したとか……。

ぜひヴィニアフスキの協奏曲も聴いてみたいし、近々大阪ではコルンゴルトをやるそうなので、そっちも興味津々。

 

ちなみに、ブルッフの協奏曲を聴くのは25年ぶり。

その頃、チャイコフスキーコンクールで優勝したばかりの諏訪内晶子の演奏で、立て続けに3回聴いて以来である。

今日の演奏は、その頃の諏訪内の演奏に似ている……。

ちょっとおすまししているような……

 

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休憩をはさんで、ベートーヴェン作曲、交響曲第5番ハ短調

最近流行のベーレンライター版ではなく、オーソドックスな演奏だった。

しかし、そのエネルギッシュさは、今まで聴いた「運命」の中でもピカイチ。

指揮者の垣内は、とても真面目な性格なのだろう。

前半の2曲もそうだが、その真摯な態度が、そのまま演奏に反影されているような気がする。

メロディの歌い方も自然で、しかしメリハリはしっかりと付けるので聴いていて飽きない。

札響は、若い指揮者が来ると小馬鹿にしたような、手抜き演奏をすることがあり、

実際にそういう場面に何度も遭遇しているのだが、今日はそういうことは全然なかった。

指揮者のしたい演奏を、一緒になって作り上げようとする姿勢が見られて、それが快演として表れたのだろう。

惜しいのは、弱奏でのバランスや音色が乱れがちだったこと、フレーズとフレーズのつながりが所々不自然な感じになってしまったことか?

いや、しかし、若々しく真面目な「運命」。感動しました。

 

 

そしてアンコール。

エルガー作曲、行進曲「威風堂々」第1番

コンサート開始時から、プログラムの曲では使わないはずのハープや、グロッケン、スレイベル等が置いてあったので、

季節がら「クリスマス・フェスティバル」でもやるのかと思いきや……

どうも、この選曲はJAFのコンサートの定番らしい。

しかし、これがまた思いがけない好演だった。

このアンコールだけのために会場に来たハープ、チューバ、パーカッション、そしてオルガンの奏者たち。

この日一番の大編成で元気いっぱいの豪快な演奏だった。

 

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久し振りに、札響のコンサートで大満足。

これって、やっぱり垣内悠希のチカラじゃないだろうか?

彼を札響の首席指揮者に……なんて、本気で願ってます。

 

 

 

 

さて、お腹いっぱいになったコンサートを後にして次の会場に移動。

2つ目は、初めてのオペラ鑑賞です。

THE CHAMBER BRASS 〜N響金管奏者たち〜

  • 2016.11.06 Sunday
  • 19:13

ゆき 0.3℃/-5.5℃

 

突然のドカ雪。

しかも、かろうじてプラスになったという程度のプチ真冬日。

11月初旬とは思えません。

このまま根雪になっちゃうんだろうなぁ〜。

 

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そんな日曜日の午後……

美瑛町民センターにNHK交響楽団の金管奏者たちがやって来てくれました。

 

三井住友海上文化財団 ときめくひととき

 

というシリーズの事業らしいです。

 

 

トランペット 菊本和昭

トランペット 山本英司

ホルン    福川伸陽

トロンボーン 池上 亘

チューバ   池田幸広

 

の5名による金管五重奏。

 

プログラムは、

「小フーガ ト短調」(J.S.バッハ)

「金管五重奏曲 第1番 ロ短調」(エワルド)

「タイワニーズ・ファンタジー」から第1・2楽章 (伊藤康英)

「ウェストサイド物語」組曲 (L.バーンスタイン/竹島悟史)

アンコール 「花は咲く」

 

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金管アンサンブルなんて聴くの、むっちゃ久し振り。

ひょっとしたら、中学校でアンサンブル指導をしてた頃以来?

 

だからかもしれないけど、

近くの席で、目をつむって聴いてると、音楽室で中学生の指導をしていた頃とかぶったりして……

なんか、懐かしい想いもよぎったりしました。

 

演奏は、そりゃ上手いです。

一人一人の音が、近いだけに生な音として届いて来るんだけど、

それが、美しく響いて耳に心地良い。

さすが、日本のトップ奏者たちですね。

 

残念なのは会場のマナー。

携帯は鳴るし、

目の前の席の小学生女子二名はつつき合ってるし、

おばちゃんは鈴のついたカバンをチリコロチリコロ音をさせながらいじってるし、

会場中に響くような大きな音で何度も鼻をすすっている奴はいるし……

 

僻地公演だから仕方がないのかな……

 

それにしても、東京〜美瑛を日帰りで演奏しに来てくれたのに、ちょっと失礼?

 

 

もっとも、プログラムにも問題はありますね。

クラシック初心者にはコアなエロルドや伊藤康英、

小中学生には「ウェストサイド」もポップスとは映らないだろうし……

ナレーション付きとはいえ1時間の長丁場は辛かったでしょうね。

 

 

でもでも!

やっぱり聴きに行って良かったです。

久し振りに、キレイなブラスの音を聴いて、ちょっと吹きたくなりました。

♪札幌交響楽団 旭川公演♪

  • 2016.11.02 Wednesday
  • 23:05

くもり 3.5℃/-1.3℃

 

旭川で札響がコンサートをしてくれるのはほぼ隔年?

 

よく分かんないけど、旭川でプロのオケを聴ける機会なんて滅多にないので、

発売と同時にチケットをゲットして聴きに行って来ました。

 

指揮は名誉音楽監督の尾高忠明さん。

プログラムは、モーツァルトの交響曲第40番と、チャイコフスキーの交響曲第4番

 

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会場の旭川市民文化会館は、残響がほとんどないんじゃないかというデッドなホール。

 

前半のモーツァルトでは、弦が艶やかな響きで聴かせてくれました。

モーツァルトとしては珍しい短調の交響曲なんだけど、

モーツァルトらしい華やかさに加えて、あでやかさも感じられ、

良い意味でいつもの札響らしからぬ演奏でした。

 

 

後半は大好きなチャイ4。

好きなだけに、いろいろと思うところはあるのだけれど……

第1楽章はなんかチクハグな部分があちこちに垣間みられた。

緊張感の欠如というか……、裏で刻むリズムが雑。

せっかくメロディは豊かに歌っていても、それを壊してしまっては……

 

第2楽章が一番好き。

てか、チャイコで一番好きなのはこの曲。

メック夫人を思って書いたであろう甘い旋律をオーボエやバスーンなどが美しく歌い上げて好演。

 

第3楽章の弦のピツィカートが素晴らしい。

この演奏では、ホールの響かなさがむしろ良く影響したのではないだろうか。

もうすこしダイナミクスに幅があるともっと面白かっただろうけど……

 

第4楽章は勢いも端切れも良かったのだけれど……

12型の弦セクションに対して、金管があんなにバリバリ吹いたら……

ぜんぜん弦が聴こえなかったし!

 

アンコールはチャイコフスキーの「イアン・サマーリンの想い出のエレジー」

チャイコの隠れた佳曲。

滅多に演奏されない曲だけに、こんなところで聴けるなんてラッキー☆

 

 

ブチブチ書いたけど、今日の札響は良かった。

やっぱり尾高さんとのコンビがサイコーですよね。

 

残念だったのは……

新しいオーボエの首席さんの演奏が聴けなかったことかな。

チャイコの2楽章のソロ、ぜひ聴きたかったのに……

12月までの楽しみにとっておきます。

♪リヨン国立管弦楽団 札幌公演♪

  • 2016.06.23 Thursday
  • 23:59

おてんき 24.5℃/12.0℃

 

名古屋に住んでいれば、海外からのオーケストラもたくさん来るし、

名古屋フィル、中部フィル、セントラル愛知などの在名オケの演奏会もあるし、

いろんな演奏会に出掛けることが出来たんじゃないかと思ったりもするけれど、

実際にあちらにいた頃は、時間が全然とれなくて、欠曲ほとんど演奏会なんかに行ったことがありませんでした。

 

高いお金を払って前売り券を買っても、

当日になって学校で問題が起こったり、急な出張が入ったり……

そんなことになったら泣くに泣けないので、チケット自体買わなかったんですよね。

 

それが、今、北海道の片田舎に住んでいても、

機会はかなり少ないとはいえ、海外からのオーケストラも来るし、

札幌交響楽団もいい演奏を聴かせてくれるし、

それなりに、充実した音楽ライフを過ごさせてもらってるような気がしたりして……。

 

 

 

さて、

今回の演奏会は、リヨン国立管弦楽団です。

プログラムは、「スペイン狂詩曲」「優雅で感傷的なワルツ」「ダフニスとクロエ」第2組曲

そして「展覧会の絵」という、オール・ラヴェル・プログラム。

さぞかしおフランスな夜になるかと思いきや……

 

フランスのオーケストラとはいえ、

フレンチ・バソンではなくファゴットを使い、

コントラバスの弓の持ち方もジャーマン式・フランス式バラバラ。

一人一人の奏者の音や演奏は、フランス的な表現も多々見られたけれど、

いざトッティになってしまうと、いかにもグローバルな響き。

もちろん上手いんだけど、都会的で洗練された現代的な……

「ハイブリッドの自動車に乗ってるラヴェル」みたいな感じ?

それはそれでおもしろかったです。

 

中でも、「ダフニスとクロエ」のパントマイムのフルートソロは秀逸でした。

弦の弱奏やポルタメントは、いかにもフランスのオケという響きで良かった。

木管のアンサンブルも、あ〜ゆ〜響きはフランスのオケしか出せないな、という感じ。

 

残念なのは、「展覧会の絵」のアルトサックス。

日本人のエキストラさん(前回の札響と同じ人)でしたが、上手いんだけど、音がオケと全然違う。

フレンチのコースで、いきなり日本蕎麦が出て来たような違和感がありました。

打楽器のエキストラさんもそうだけど、来日時に現地でトラを雇うのは勘弁して欲しい。

 

 

フランスのオケを聴くのはパリ管に続いて二度目だけど、

こてこてのフランスフランスした演奏も聴いてみたいなぁ〜。

やっぱ、パリに行かないとだめか?

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:音楽

♪札幌交響楽団 第585回定期演奏会♪

  • 2016.01.22 Friday
  • 23:59
 0.8℃/-13.4℃

ぷろこが退学病院で検査してもらうことになり、
急遽、チケットをとって聴きにいったコンサートです。



席は、LAブロックの8列目39番。
このブロックでは一番真ん中寄りの席ですが、やはり音の聴こえ方はイマイチ。
かたまって聴こえる分にはそんなに悪くないんだけど、
それでも左側面の列だけあって、ステレオには聴こえて来ないんだよね。
それが、今回のコンサートの印象にも大きな影響を与えられてるとは思います。



さて、
今回の指揮はマティアス・バーメルト
御歳73歳の巨匠らしく、指揮は堂々としたものだし、オケも一生懸命演奏してました。



1曲目はラヴェル作曲組曲「マ・メール・ロワ」
フランス音楽の粋の極みのようなこの曲ですが、今日の演奏はむしろドイツ的?
オケの響きがそうさせてるような感じでした。
ソロ陣も、けして悪い演奏をしているわけではないのだけれど、
エスプリを感じさせるような音色・表現ではなかった。
ちょっと異質なラヴェルを聴かされたような……

なお、今日のコンマスは韓国ソウル市のデジョン・フィルハーモニック管弦楽団のコンマスをしている、ピル・キュン・ポール・キムさん。
札響との交流事業の一環なんだそうです。
この曲では何ヶ所もステキなソロを聴かせてくれました。
特に、ヴィオラと副コンマスとの三重奏は素晴らしかったです。


2曲目は、メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲
ソリストは、イザベル・ファウスト
ファウストさん、なかなかオシャレな衣装で登場。
まるで在りし日のジュリー・アンドリュースのような!
彼女のヴァイオリンは、艶やかなというよりはむしろドライな印象。
あえて言うなら、ザラザラとした感じ。
音量もあまり大きい方ではないので、よけいに小じんまりとした演奏に聴こえてしまう。
いや、席の場所のせいかもしれないけど……
メンコンって、若々しくて陽気で無邪気な幸せ感満載な曲だと思うんだけど、
むしろそんな若々しさを冷めた目で観察しているような……。
イザベラ自身、18歳のお子さんを持つ母親だそうで、
そうした、大人の女性の演奏だったように思います。

なお、伴奏ではクラリネットなど木管のアンサンブルが白眉でした。
木管アンサンブルの美しい響き、久し振りに聴いて清々しい気分になれました。




後半は、ムソルグスキー作曲・ラヴェル編曲の、組曲「展覧会の絵」
前半は12型の小編成だったのが一気に3管にサックスやユーフォ加えた大編成に。
冒頭のトランペットのソロから全開でした。
バーメルトも譜面台をどかして暗譜でのびのびと指揮していて、
それがオーケストラから出てくる音にも解放感とか充実感を与えていたように思う。
ただし、ラヴェル的なフランス風の演奏と言うよりは、
原曲のロシア的な臭いが濃いドッシリとした演奏でした。
このあたりは、指揮者云々よりオーケストラの個性のような気がする。
ここ1年でサッ居のサウンドが少し変わっちゃったような……。
北欧的な冷たい空気のようなサウンド、好きだったのなぁ〜。

サックスのソロ(中村均一さん)、ステキでした。
オーボエの金子亜未さん、相変わらず素晴らしかった。彼女のオーボエを聴けるのはこれが最後かと思うと淋しいです。



全体を通して気になったのは、パーカッションの音色。
特にトライアングルと合わせシンバル。
いや、音色と言うより、楽器のチョイス!
「そりゃ好みの問題だろ」と言われたらそれまでだけど、
ピアニッシモでチーンと鳴るトライアングルの音って、とても重要なポイントだと思うんだよね。
プロオケなんだし、1ヶしかないなんてことないですよね。
場面によって使い分けたりしないのかな……
酔いから覚めた感じがしてとても残念だった。

旭川クリスマス公演 ヘンデル「メサイア」

  • 2015.12.23 Wednesday
  • 18:21
  -6.1℃/-19.5℃

バロック音楽はニガテだ……

そういう先入観があって、あまり聴く機会がない。
そりゃ、バッハやビバルディのCDはあるけど、ほぼ棚の中にしまわれている。

当然、そうした演奏会に赴くこともないのだが……


ま、
クリスマスだし……
会場は旭川だし……
暇だし……


……というわけで、
旭川市大雪クリスタルホール音楽堂に行って来ました。



旭川在住のオペラ歌手と
オラトリオオーケストラ旭川
オラトリオ合唱団旭川によるコンサート


というのが、今回のコンサートの正式名称らしいです。(長い…)

指揮は、ニール・アンドリュー・シャープ、
独唱は、愛海 Long (ソプラノ)、佐々木智美(アルト)、及川洋治(テノール)、石田久大(バス)の皆さん。



オーケストラも合唱も、この演奏会のために組まれた編成らしいけど、
少なくとも、合唱はけっこう良かった。
声もまとまっていたし、響きも美しかった。
オーケストラは、最初は実に美しいアンサンブルを奏でていたのだけれど、
後半になるにつれて、細かいほころびが目立ってしまったのが残念。

バイオリン4+4、ビオラ2、チェロ2、コントラバス1、
トランペット2、チェンバロ、ティンパニ

という編成だったが、低音がちょっと弱いか?
時々合唱にも負けていたので、もう少し編成を大きくしても良いのかも……。

ソロ陣は良かった。
特にソプラノの声の美しさは特筆して良いと思う。

それにしても、
やっぱり合唱付きのオーケストラは無敵だと思った。



ま、細かいことはともかく、行って良かった。
指揮者のシャープさん、和やかな雰囲気で楽しく振ってらっしゃった。
曲や、演奏会の雰囲気も彼の人柄によるところが大きかったんじゃないだろうか。

今年は1部と2部の演奏だったけれど、
来年は3部まで含めた全曲の演奏をする予定だそうだ。

団員(参加者)も募集していて、ちょっと「やってみたいな」と思ったりしたけれど……
チューバやサックスでは出番なしだもんね。
歌?
それは一番ないでしょうね……


昨日、行政区の事務引継も終わりホッと一息。
ヨーロッパのクリスマス気分を味わうことができた、ステキな演奏会でした。

♪札幌交響楽団 第583回定期演奏会♪

  • 2015.11.27 Friday
  • 01:00
  2.3℃/-4.5℃

おいおいおいおい……
札響さん、やれば出来るんじゃん!

札響って、こんなに鳴らせるんだね……



久し振りに聴いた札幌交響楽団

指揮は、ウラディーミル・アシュケナージ。
なんとも大物が現れましたが、実ボクは生演奏を聴くのは初めてです。

テレビで見ているアシュケナージは、
ギコチナイ指揮をする人だなぁ〜、という印象でしたが、
なんのなんの、今日はちゃんと的確なタクトさばきをしていました。

演奏する札響も、
いつもだと、やる気があるのかないのか分からないような演奏をしている後列の弦も、
今日はちゃんと弾いていました。

そこから出て来る音は、
今まで聴いたこともないような素晴らしいサウンド!
やっぱり、指揮者の力は偉大です。


さて、
冒頭のベートーヴェンバレエ「プロメテウスの創造物」序曲
華やかな明るいサウンド、軽快なリズム……
この短い曲だけ聴いても、今日の演奏会への期待が膨らみます。

そして、モーツァルト「ピアノ協奏曲第25番」
ピアノ独奏は、河村尚子さん。
なんてキラキラしたピアノなんだろう。
いかにもモーツァルトという音色で、軽妙に歌っていました。
伴奏のオケも、ピアノに寄り添うような明るいアンサンブル。
第1楽章のカデンツァでは、フランス国家まで登場して茶目っ気を出していました。
よく分からないんだけど、これって河村さんのアドリブだよね……。

ここまでの1部は、弦10型の小編成での演奏でした。


そして後半は一気に14型に増員して、ショスタコーヴィチ「交響曲第10番」
大好きな曲なのですが、実は生演奏は初めてです。
アシュケナージは、終始落ち着いたテンポ設定で、確実に鳴らさせていました。
それでも、第1楽章ではしっかりと歌い込んで……
盛り上げるところは大げさなくらいに盛り上げて……
不安でオドロオドロしい雰囲気を見事に作っていました。

第2楽章は、むしろゆっくりメのテンポ。
スネアドラムがピカイチ☆
金管も豪快に咆哮。
豪快な演奏に、最後の音が鳴り止んだ後、会場はざわめいてました。

第3楽章。
なぜかここにきてアンサンブルのバランスがギクシャク。
練習不足か?
クレシェンドもバラバラで、なんとも残念。

そして第4楽章。
前半は、そのアンバランスを引きずっているようなぎこちなさが残るものの、
ラストに向けて加速して行くにつれ、勢いでカバー。
ここも落ち着いたテンポながら、スカッと気持ち良く終わらせてくれました。
ブラボーブラボーブラボー!


今日は輝いていたのは木管とコントラバス、そしてスネアドラム。
特に要所要所に出て来るファゴットのソロは秀逸でした。
また、フルート、クラリネットも、明るい音色で安定した演奏を聴かせてくれました。
そして、なんといってもオーボエ
モーツァルトとショスタコでは出て来る音色からして違う!
オケ全体の中でも、格が一つ飛び抜けている感じ。
まだ若いのに素晴らしい奏者です。
開演前には、オーボエ四重奏曲(モーツァルト)を演奏したりもしていましたが、
この子、近々新日本フィルに移籍しちゃうという噂も……
彼女が抜けるのはイタイなぁ〜。



ソレハトモカク……
今日は聴きに行って良かった、と心から思った。
11月は全部で5回もコンサートに出掛けたけれど、
次回の予定はぜんぜんありません。
ちょっと淋しい帰り道なのでした。

♪ラハティ交響楽団♪

  • 2015.11.23 Monday
  • 22:21
  3.0℃/-5.5℃

無事、今期の仕事も(ほぼ)完了したということで……

札幌まで、ラハティ交響楽団の来日公演を聴きに行って来ました。
指揮はオッコ・カム
ヴァイオリン・ソロは神尾真由子



曲目は、奇しくも2週間前に大阪で聴いたフィンランド放送交響楽団と全く同じ。

どちらも、同じくフィンランドのオーケストラだし、
今年はシベリウスの生誕150周年だそうだし、
……としても、こんなことはなかなかないよね。

しかし、演奏は全く違う。

1曲目は交響詩「フィンランディア」
フィンランドのオーケストラならば、さぞ感情をこめて演奏するのかと思いきや、
なんともあっさり。
こんなに盛り上がらないフィンランディアは初めて。
しかし、あるいはこれがフィンランド流なのかもしれない、とも思ったりしたり……


続いてはヴァイオリン協奏曲
神尾の演奏を聴くのはこれが3度目。
7年前のチャイコフスキーは論外としても、
前回のハチャトゥリアンの方がいい演奏だったんじゃなかろうか。
いや、神尾のソロは、つややかな音で十分に感情豊かに表現していて素晴らしかった。
一方、伴奏のオケも、おそらく弾き慣れているであろうこの曲を表情豊かに演奏していて良かった。
……のだが、双方がまったく噛み合ってない!
曲に対する思いが共感できてないような……
多分これは……
外人さんが日本の歌を歌ったりしてるのをボクらが聞いた時、
「なんか違うよなぁ〜」という違和感をもったりするのと同じことを、
オケの人たちが感じてしまっているのかな?
と、思ったりしたのだがどうだろう。
フィンランド人が描いているシベリウス像と、日本人が騒動しているシベリウス像の隔たりみたいなものが、演奏に出てしまったんじゃなかろうかと……。

でも、神尾のヴァイオリンは聞くたびに深化していると思う。
機会があれば、ぜひまた聴いてみたい。
ソリスト・アンコールは、エルンストの「魔王」(シューベルトの主題による大奇想曲)。
これは素晴らしかった!


メインは、交響曲第2番。
この曲も、さっぱり塩味な演奏。
冒頭から速めのテンポで、必要以上な抑揚はつけず、無理な歌い回しもなく……
しかし、弦の響きは深い森のようでとても美しく、表情も豊かで十分に聴きごたえがあった。
残念なのは木管。特にフルートとクラリネットは……
地方オケだし仕方がないのかなぁ〜。

アンコールは3曲。
おなじみの「悲しいワルツ」
組曲「クリスティアン2世」よりミュゼット
そして「鶴のいる風景」



さんざん勝手なことを書いておいてなんだけど……
シベリウスって、やっぱりニガテかも。
嫌いではないけど、いまいち理解できない。


ソレハトモカク……
今日一番驚いたことは、札幌にはまだ雪が積もっていないという現実。



スノーブーツを履いて行ってバカみたいでした。

大通公園では、札幌ホワイト・イルミネーションが始まっていましたが……







まだ、ホワイトじゃなかった。

♪ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 名古屋公演♪

  • 2015.11.09 Monday
  • 22:25
コンサート三昧の3日間。
最後は、再びロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

さて、ここでいきなりサプライズ!

なんと、
朝、名鉄で移動していたら、
乗り込んだ車両にコンセルトヘボウのメンバーが!
バイオリンとかホルンとかを持って、オランダ語やドイツ語で話してる。
ゲルギエフがどうとか、アゴーギグがどうとか……。

多分、昨晩の西宮公演の後、飛行機でセントレアに来て、そこから名鉄で名古屋へ?
それにしても、バスじゃないのはなぜ?
ひょっとして降り番?
……とか思ったけど、コントラバスのお兄ちゃん、ちゃんと演奏してました。




さてさて……

今夜のプログラムは、
一昨日と同じチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番。
そして、
リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」。

まずは協奏曲。
ユジャ・ワンも、オーケストラも、今日の方が断然いい!
ただ速いだけではなく、叙情的な歌い方が濃い。
オケの伴奏も繊細。
サウンドも、一昨日の京都より重厚で艶っぽい。
これは会場のせい?
それとも席のせい?
CDでさんざん聴いてきたヘボウのサウンドが、今日は目の前にあった。
幸せだぁ〜。

ソリストのアンコールは、なんと3曲。



ユジャは、なかなかエンターティナーです。
聴かせるツボを心得てる。
CDではイマイチだけど、ライブはまた行ってみたいなぁ〜。



後半は大好きな「シェエラザード」。

ヒメノの指揮は、中庸というか、あまり突飛なことはやらず、安心して聴ける。
ただし、ラスト近くなるとテンポアップしたりして、盛り上げようという……

ソロは、バイオリンをはじめとして、オーボエもクラリネットもフルートも、もう酔いしれてしまうほどに素晴らしい。
ファゴットは一箇所ソロが落ちちゃったりしたけど、そんなことはご愛嬌?

ラスト前の嵐のとこ、鳥肌たちまくりでした。

こんな素晴らしいシェエラザード、もう聴けないかも……


アンコールは2曲。



リゲティの「ルーマニア協奏曲」、もう一度聴きたいなぁ〜。


大好きなコンセルトヘボウ……
立て続けに2回も聴けて、本当に幸せでした。
不安材料だった指揮者のヒメノも、むしろ先物買いだったかも。今後が楽しみな指揮者です。



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