札響名曲シリーズ 喝采とチャイコフスキー

  • 2019.04.20 Saturday
  • 22:49

おてんき 9.8℃/-4.8℃

 

 

今日の札響対向配置

 

この並び方、実はあまり好きではない。

 

 

舞台下手(つまり向かって左側)にいるコントラバス、第1バイオリン、チェロはガンガン響いて来るのだが、

同じく上手(つまり右側)にいるビオラと第2バイオリンは楽器の面が後ろを向いているので、客席にはあまり響いて来ない。

 

バランスもとりにくいんじゃないだろうか?

だから、ストコフスキーも並び方を刷新したんじゃないのだろうか?

 

それが、最近はまたこの対向配置が広がって来ているようで……

それはそれで別にいいんだけど、自分としてはニガテな並び方なのです。

 

 

さて、久し振りに訪れたkitaraは、すっかり春模様。

 

10型の小編成で演奏したモーツァルト「交響曲第32番 ト長調 K.318」は、意外とこの対向配置が生きていた。

明るくすっきりとしたサウンド。

抑え気味の管楽器も上品な感じで良かった。

 

続いてはベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37」

ピアノソロは、昨年の浜松国際ピアノコンクールの覇者ジャン・チャクムル

チャクムルのピアノは明るい音色と自由奔放な表現がステキだった。

若々しく元気なベートーヴェンは、聴いていて爽やかな気分になれる。

この音色、使ったピアノがKAWAI製(Shigeru Kawai)のせいかもしれない。

なお、カデンツァはチャクムルによるオリジナルだとか……

馴染みの薄い曲だけど、とても楽しめた。

 

驚いたのはアンコール。

ファジル・サイ「ブラック・アース」は、

弦を指で押さえて響きを止めるという特殊奏法も使った現代的な曲ながら実に美しく、時にまたカワイイ。

今日の全体的に古典的なプログラムの中で、この曲をアンコールで演奏してくれたのは嬉しかった。

 

 

休憩をはさんで、チャイコフスキー「交響曲第5番 ホ短調 作品64」

終楽章は良かった。

トゥッティもバランスよく鳴っていたし、ラストの盛り上がりも素晴らしかった。

 

しかし、第1楽章でのバランスの悪さは何なんだろう?

 

また、第2楽章の聴かせどころであるホルンのソロは実にお粗末。

まるで上手い中高生が吹いているような味気ない演奏。

それを受け継ぐダブルリードが良いだけに、余計に残念感が強調されてしまった。

 

更に、フォルティッシモになるとバリバリ割れるバストロ。

こんな時代遅れな音を出しているようでは……

 

高関健の指揮はコンパクトで見やすい印象。

しかし、裏を返せば平明でインパクトのない演奏になってしまっていた。

 

いや……

この「名曲シリーズ」はリハーサルの時間が少ないという話も聞くし、

そのせいか演奏のクウォリティも概して高くないことが多い。

……ような気がするのは自分だけだろうか?

 

♪札幌交響楽団 第617回定期演奏会♪

  • 2019.03.15 Friday
  • 23:59

くもり 3.6℃/-6.6℃

 

 

札響のコンサートは、いい席はほとんど定期会員が取ってしまっているので、

単発で行こうとしても、僻地しか取れなかったりする。

だから、名曲シリーズは通し券を取っておいて、定期にはほとんど足を運ばないようになってしまったのだが……

 

でも、今回はショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」をやるというので、席のことは目をつむって行って来た。

 

 

指揮者のクシシュトフ・ウルバンスキは知っていた。

若手のホープじゃん!

よく札響なんかに(失礼!)客演に来たな、って感じだった。

 

一方、ソリストのアレクサンドラ・スムについては全然知らなかった。

若い女の子(といっても30歳)だし、溌剌とした演奏になれば、くらいで期待はしていなかった。

 

ところが!

期待を裏切られるというか、こんなにいい奏者だとは!

 

特に、第3楽章のカデンツァは、その緊迫感といい、推進力といい、

暗闇から必死で抜け出そうとする力強さが感じられて素晴らしかった。

カデンツァが終わって第4楽章に入ったところで、右腕を大きくふるっていたのは、

力が入り過ぎて疲れちゃった?

そのくらい、渾身の演奏だった。

 

おもわず、ロビーでCDを購入。

ちゃっかりサインもいただいて来ました。

 

なお、アンコールの前には日本語でメッセージ。

慈善活動にも積極的なスムらしい内容だった。

 

 

一方、期待を裏切られたのはウルバンスキも。

長身でモデルのような体型のウルバンスキの指揮は、

なぜか落ち着きのないヒョロヒョロした動き。

打点もハッキリせず、足を常に動かしてウロチョロ。

おまけに首もクネクネと振っていて、「オネェかよ」って突っ込みたくなるような……

 

あの指揮から、よくあんなにメリハリの効いた音が出て来るなぁ、と感心してしまった。

 

しかし、演奏の内容はというと……

 

ペンデレツキ「広島の犠牲に寄せる哀歌」では、

トーンクラスターの混沌とした響きばかりが耳について、音楽的な説得力は全然伝わって来なかった。

オーケストラが、この曲を理解しているのかどうか……

指揮車も十分に伝えられていなかったのではないか。

 

また、ストラヴィンスキー「春の祭典」も、イマイチ。

というか、今まで何度も聴いている曲だが、今回が最低かも。

冒頭のバスーンのソロや、ホルンの咆哮でのミスはご愛嬌だとしても、

こちらも強烈なリズムや不協和音が鳴っているだけで、どうしたいのか、何を言いたいのかが伝わって来ない。

 

世界の一流オーケストラを振る機会の多い指揮者だけに、日本の地方オケだからとなめてかかったのか?

 

 

 

さて、今回のコンサートは、「オーケストラの日」の参加事業ということらしい。

ハッシュタグをつけてSNSに投稿するとプレゼントがもらえるというので……

 

いただきました。

ありがとうございました。

札響名曲シリーズ 愛を奏でるラフマニノフ

  • 2019.02.23 Saturday
  • 22:30

くもり -0.1℃/-11.7℃

 

 

今、うちのグループはハウスかけの全盛期。

 

今朝も当然のようにお手伝いが入っていたんだけど、

ワガママを言って開始を1時間早くしてもらい、

3棟のハウスにビニールをかけたその足で札幌へ♪

 

 

札幌大丸で、「北海道のねこ」展を開催していて、

我が家のちゃいこさんもいたりするもんだから、ちょっくら見て来たり……

 

 

ついでに、その隣のフードコートで、妙にゴージャスなクレープを食べたり……

 

準備万端で、札幌交響楽団の名曲コンサートへ。

 

 

指揮は、お久しぶりですの尾高忠明さん。

ピアニストの岡田奏さんは函館出身だそうです。

 

 

 

冒頭は、芥川也寸志「弦楽のためのトリプティーク」

 

どういうわけか、今日の札響はウェットなサウンド。

会場が満員な上に厚着でもふもふしているせいか?

音も飛んで来ない。

後ろの席の人まで一生懸命弾いているような気がするんだけど……

 

 

続いて、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」

 

岡田奏すげぇ〜ッ!

打音のその瞬間から、余韻まで実によく響く。

特に高音のキラキラ感は今まで聴いたことがない素晴らしさ。

ラフマのロマンティックなメロディを艶やかに歌い、しかもスケールの大きさもハンパない。

しっかりとした音で、音量も豊か。協奏曲向きな奏者だ。

久し振りにピアノ協奏曲で鳥肌が立った。

 

ソリスト・アンコールは、シューマン(リスト編曲)「献呈」

こちらもいい演奏だったが、やはりコンチェルトにこそ、彼女の素晴らしさが出ていたと思う。

 

 

 

休憩をはさんで、ムソルグスキー(ラヴェル編曲)組曲「展覧会の絵」

 

やはり今日の札響はイマイチだった。

こんな色彩感の豊かな曲が、実にモノクローム。

スケールも小さく、ラストの盛り上がりが不自然に感じた。

各ソロも精彩を欠いた。

何か、ステージの上での見えない不協和音が音に鳴って表れてしまったかのような……

考え過ぎかな?

 

アンコールは、このところ尾高さんがよく演奏するチャイコフスキー「弦楽のためのエレジー」

なぜこのプログラムでこのアンコールなんだろう?

 

なんか、もやもやとした印象になってしまった演奏会。

ま、こんな日もある。

 

ソプラノ・ピアノによる 「イタリアの世界&ショパン・リストの世界」

  • 2019.01.24 Thursday
  • 23:59

ゆき -3.2℃/-11.7℃

 

 

全国、どこの学校も生徒数が減少しているようですが、

北海道の田舎では、生徒数が減り過ぎてしまい、閉校する学校が相次いでいます。

 

ボクの住んでいる地域では、もう10年ほど前に小学校は閉校になり、

15kmほど離れている美瑛町の中心部まで、毎日スクールバスで登校しています。

 

今回オジャマしたのは、お隣の中富良野町にある本幸小学校の閉校記念式典です。

 

本来、なんの縁もゆかりもない学校なのですが、

この式典に出演するソプラノ歌手さんが、

うちにたくさん肥料を納めてくれている業者さんの奥様というご縁で、招待していただきました。

 

 

そんなわけで、ムッチャ吹雪いている中、約1時間のドライブ。

隣町といっても、けっこう離れているのです。

中富良野町というと、有名なファームとみたのある町なのですが、

本幸小学校は、そこからさらに山の上へ20分ほど走った所にあり、

もし天気が良ければ、富良野盆地が一望に見渡せる絶景ポイントかもしれません。

 

 

想像したとおりの小さな学校。

 

会場は体育館。

お客さんは、地元の方ばかりのようです。

 

出演は、菅原利美(ソプラノ)菅美穂(ピアノ)のお二方。

どちらの地元在住のプロの音楽家で、ソプラノの菅原さんは北海道二期会に所属していて、

2年ほど前に聴いた歌劇「修道女アンジェリカ」にも出演なさっていました。

 

演目も、イタリア歌謡やショパン、リストの名曲など、

テレビなどで耳にしたことのある曲ばかり。

小学生諸君も、熱心に聞き入っていました。

(「運命の力」は重かったけど…)

 

 

閉校記念式典に、こんなコンサートを企画するなんて、ステキな学校、そしてステキな地域なんでしょうね。

 

ホールで聴く大オーケストラもいいけれど、

たまには、こんな演奏会も、心がほっこりしてステキでした。

♪ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団 ニューイヤー・コンサート2019♪

  • 2019.01.16 Wednesday
  • 23:59

ゆき -0.2℃/-5.2℃

 

 

冬の夜道を200kmもドライブして来るのは不安だな……

と思って、今回はJRでの遠征。

ネットで事前購入すると数千円安くなるというので予約完了。

 

さて、当日、駅に着いていざ発券しようとしたら……

発券番号が分からない!

予約した時にスマホにメモったところ、肝心のスマホを家に忘れて来るという、まるでサザエさんの主題歌のようなミス。

さいわい、支払いに使ったクレジットカードは持っていたので、「みどりの窓口」で発券してもらえたが、

こういうことは、アナログに書き留めておく重要性を再確認。

いやぁ〜〜、まいったまいった。

 

 

さて、4年ぶり2度目のフォルクスオーパーが、今年の聴き初め♪

 

指揮はアレクサンドー・ジョエル

歌手として、アナ・マリア・ラビン(ソプラノ)トーマス・ブロンデル(テノール)

また男女各2名のダンサーも登場して、華やかなコンサートとなった。

 

プロクラムは……

 

 

スッペカールマンレハールといった、ハンガリー出身の作曲家や、

ワルトトイフェルグノーオッフェンバックといったフランスの作曲家が目立ち、

純粋にウィーンの人はシュトラウスだけ……。

このプログラムの意図は?

 

 

あと、協賛しているキューピーが創立100周年ということで、

キューピー3分間クッキングのテーマとして使っている、

イェッセル「おもちゃの兵隊の行進」をテーマに用いた新作が披露されたり(作曲者は同団オーボエ奏者)、

 

サントリーホール25周年を記念して、同オーケストラから贈られた「1月1日」をシュトラウス風ワルツにアレンジした曲が披露されたりして面白かった。

 

ただ、バレエは楽しかったものの、ステージ前で踊られると演奏が耳に入って来なくなっちゃったり……

せめて「美しく青きドナウ」の時はいらなかったかも。

 

アンコールは3曲。

最後は「ラデツキー行進曲」で手拍子して、元気よく新しい年のミュージック・ライフを開くことが出来ました。

 

 

そうそう、キューピーさんからはお土産もいただきました。

 

 

ボールペンとメモ用紙。

マヨネーズじゃないのね……

♪パリ管弦楽団 札幌公演♪

  • 2018.12.11 Tuesday
  • 23:59

くもり   /-14.0℃

 

 

朝のテレビで、

「札幌は路面がツルツルで大変滑りやすくなっています。」

と言っていたのだが……

まさか、この人が滑って転んで脚の骨を折っちゃうなんて!

 

日曜日に札幌に着いたパリ管メンバー。

当日の朝、ゲネプロに向かおうとホテルから会場へ移動。

その途上、指揮者ダニエル・ハーディングさんが転倒して右足首を骨折。全治6週間。

 

彼は、東日本大震災の時にも日本に居合わせて地震に遭遇。

3月11日当日の夜に、たった100人の観客を前にマーラーの5番を指揮したという経験を持つ。

 

日本には、よくよく深い因縁を持った方なんだな……

 

 

 

 

さて……

 

コンサートは19時からだけど、
リハーサルの見学が10時半からなので、家をまだ暗い6時に出発。
道央道、いい感じに吹雪いてます

 

 

早朝から深夜におよぶコンサート鑑賞。

日帰りではキツイので、今回は札幌で1泊。

るぅせるも連れて来られました。

 

 

 

 

リハーサルの見学は、「田園」冒頭から第3楽章まで。
12型の対向配置。
ハーディングさん、フランス語でやってた。

 

やっぱり3階席は遠いなぁ〜〜。

しかも、なんかダラダラとやってる感じがしないでもない。

そっか、フランスのオケだもんね。


本番は1階席だから、聴き比べられたのもおもしろかった。

リハの時には、「田園」のティンパニ唐突過ぎ荒く感じられたのに、本番では見事にブレンドされていた。

おそらく、3階と1階では聴こえ方がまるで違うのだろう。

同時に、弦セクションの弾き方も、違ったのかもしれないけど……

 

 

 

ランチはそのままkitaraのレストランで。
ステーキカレー。これで1000円。

 

 

その後、るぅせるが最初に売られていたアリオのお店に行ったり、

 

 

中島公園を一緒に散歩したりして時間をつぶしつつ……

 

 

今夜泊まる、プレミアホテル中島公園にチェックイン。

部屋はパーク・ビューで、中島公園やkitaraがよく見えました。

 

 

 

今回のプログラムは、

 

歌劇「トロイ人」より、王の狩りと嵐 (H.ベルリオーズ)

ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 (L.ベートーヴェン)

交響曲第6番 ヘ長調「田園」作品68 (L.ベートーヴェン)

 

指揮は、今期を最後に音楽監督を降りることになっているダニエル・ハーディング

車いすで入退場し、抱えられて指揮台に上がり、イスに座ったまま指揮している姿が痛々しい。

 

しかし、上半身だけでも指揮のエネルギッシュさは失われていない。

要所々々でメリハリを強調した演奏は聴いていて小気味いい。

けしてイヤミにならない自然なアクセント。

音楽が上品に聴こえる。

 

アクシデントはもう1つ。

「田園」の後半、コンマスの弦が切れる!

そのまま楽器を後ろに送り、3列目の奏者が弦を交換・修理。

その手際のいいこと!

 

 

ヴァイオリンの独奏はイザベラ・ファウスト

前回に聴いたメンコンとは打って変わった熱い演奏。

特に、第1楽章のカデンツァは、作曲者自身がピアノ協奏曲にアレンジした時に作ったものを、改めてヴァイオリン独奏用に編曲したという珍しいもの。

途中、ティンパニとデュエットするというおもしろい作りで、ティンパニ奏者もノリノリで見事な好演。

 

冒頭の「トロイ人」が今回の目当て。

当初は、同じベルリオーズの「宗教裁判官」がクレジットされていたのを夏頃になって変更したという経緯がある。

この曲の実演に触れられるなんて!

しかもパリ管の演奏で!

合唱がないのが物足りないけど、キビキビとしたリズム、美しいハーモニー。至福だった。

 

アンコールはなし。

終演時間、その後のファウストのサイン会、更には指揮者の体調を考えれば仕方がないのかも。

 

パリ管弦楽団の演奏は、上手いんだけど、大きな特色がないという印象。

前回、今日とでパーヴォの指揮で聴いた「幻想交響曲」の時とずいぶんと音が変わっている気がした。

もっとも、あの時はP席。全体の音は十分に把握出来なかったけど……

 

 

オマケ

 

終演後、夜の札幌へ食事に出掛けたら……

 

同じお店にパリ間のメンバーが!

妙に陽気なオッチャン2人で、カニの足の天麩羅とか、焼きイカを食べていた。

 

「今夜のコンサート聴きました」とか……

カタコトの英語とフランス語で話しかけて、握手してもらっちゃった。

 

 

なんか、いろいろと内容のつまり過ぎた演奏会。

演奏よりも、ハーディングさんのケガとか、居酒屋でのことの方が印象深いという……

♪新国立劇場バレエ団「白鳥の湖」♪

  • 2018.11.23 Friday
  • 22:57

ゆき -0.2℃/-5.0℃

 

 

初真冬日。

初吹雪。

 

トンデモナイ天気になっちゃったけど、札幌まで足を運んでバレエ鑑賞。

 

生のバレエを観るのって、ひょっとして新婚旅行のパリ・オペラ座以来?!

てことは、13年ぶり?

 

 

好きな割りには、あまり……、というか全然見る機会がないんだなぁ〜。

若い頃に招待されて見に行った「ドン・キホーテ」や「チャップリン」くらいか?

どちらも録音音源で、感動はイマイチだったな。

 

 

さて、会場は札幌に新しくオープンした札幌芸術文化劇場hitaru

動線が悪いとか、使用量が高すぎるとか、名前が紛らわしいとか、なにかと評判は良くないが……

 

 

開演前、まず驚いたのは男子トイレが女子トイレに返信していること!

 

そういえば、やたらと女子率が高い。

さすがバレエ公演。

そして、小学生くらいかと思われる女の子もあちこちに座っていた。

「この子たち、最後まで大人しく観ていられるのかな?」とちょっと不安になったのだが……

案の定、ガサゴソと袋から飴を取り出したり、

うぅ〜〜んと手を上げて背伸びをしたり、

小声ではあるけどオシャベリをしたり、

そんな光景がアチコチであったそうだ(Twitterより)。

 

 

演奏はアレクセイ・バクラン指揮札幌交響楽団

札響がピットで「白鳥湖」を演奏するのは10年ぶりらしい。

各ソロはいい仕事をしていたと思う。

オーボエが大活躍するこの曲で、美しいソロが聴けたのはまず何より。

第1幕でのコルネットのソロも良かった。

ただし、アチコチで事故が起こったのも事実。

さらに、全体のバランスも、まるで均整が取れておらずバラバラ。

特に休憩後の第3幕の冒頭はほとんど崩壊していた。

ピットで演奏することの難しさを感じざるを得ない。

 

バレエの方は、特に詳しいわけでもないのでコメントは難しいのだが、

率直な感想からいえば、スケールの小さな印象を受けた。

ステージが横に広くないことも影響があるのかもしれない。

あるいは、日本人の体型が、手足が長くないことも……

 

演出については、今回はハッピーエンディング・バージョン。

以前オペラ座で観た王子様死んじゃうバージョンも哀しくて切なくて後味悪かったけど、

こんな「愛の力」で悪魔を倒してしまうというエンディングというのも、ちょっとチャラい。

このエンディングが全体の印象を軽くしてしまっているのは否めないかも。

 

かなり辛口な感想で申し訳ないが、

期待して見に行っただけに、十分に満足させてはもらえなかった。

 

 

そして……

次回のバレエ公演は来年冬の「くるみ割り人形」だそうで。

それまで、生演奏でのバレエ公演はナシですか?!

「カルミナ・ブラーナ」も「ドン・キホーテ」も録音音源だもんなぁ〜。

せっかくいいホールを作っても、そんなに公演が少ないんじゃモッタイナイよ。

アイスランド交響楽団 札幌公演

  • 2018.11.06 Tuesday
  • 23:59

くもり 11.7℃/5.8℃

 

 

アイスランド……

 

イギリスのはるか北、グリーンランドの東に浮かぶその島は、人口30万人余りの小さな国家。

旭川市とほぼ同じだけの人しか住んでいない、他の国々とも遠く離れた国。

たとえ世界戦争が起こったとしても、直接戦災を受けることはないのではないか……

 

そんな国から来てくれたオーケストラ。

それだけでも、なんか嬉しくなっちゃう。

 

勝手に、サウンドは北欧的な感じなのかな、と思っていたのだが、

良くも悪くも個性のない、無国籍なサウンドだった。

 

しかし、奏でる音楽は……

今回がラフマニノフ・プロだったこともあってか、

あるいは、指揮がアシュケナージだからなのか、

こんなにもネチネチとしたロシア節を聴かせられるとは思わなかった。

あ、これは、嬉しい誤算なのです。

 

 

指揮は、ウラディーミル・アシュケナージ

 

プログラムは、

アイスランドの作曲家、T.セグルビュルンソン「氷河のノクターン」

ベルトにも通じる、ヒーリング系の音楽。

どこか牧歌的で、静かなアイルランドの海を思わせる。

 

 

辻井伸行をピアノ・ソロに迎えて、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番

辻井のピアノは、音が浅く、トゥッティになるとオーケストラにかき消されてしまう。

技術はあるのだろうが、伝わって来るものがあまりない……

今回のお客さんのほとんどは、この辻井ファンのおば樣方。

心配したほどにはマナーは悪くなかったけれど、会場の雰囲気は、クラシックのコンサートのそれではなかったかも。

そんなおば樣方、「辻井くんが可哀想」なんて言ってたけど、コンチェルトを弾くのならそれ相応の音量は必要だと思う。

ピアノよりも、オーケストラの方がラフマ節をしっかりと歌い込んでいた。

なお、ソリスト・アンコールは、ベートーヴェン「月光ソナタ」第1楽章

 

休憩をはさんで、ラフマニノフ交響曲第2番

大好きな曲なんだけど、悲しい想い出が多過ぎてあまり聴けない曲。

でも、今まで聴いたどの演奏よりもロシアロシアしたネチコチな歌い回し。

オケも16型のチョー大編成。

特に第3楽章の切ないこと……

こんなにも美しく、悲しく……、そして救われるようなカンタービレに出会えたことが幸せだった。

 

アンコールは、やはりラフマニノフ「ヴォカリーズ」

 

けして上手いオケではないけれど、

音楽に対する姿勢が真摯で、一生懸命演奏している姿が素晴らしかった。

あんなに美しいラフマニノフを描けるんだもの。

機会があれば、ぜひまた聴いてみたい。

 

 

さて、

今回のコンサートは、いつものkitaraではなく、新しく出来たhitaru

 

名前が似ていてややこしい。

すでに、関係者の間では混同を防ぐために「ヒタル」ではなく、北海道弁にして「ウルカス」と呼んでいる。

 

 

大通公園のすぐ近くで、札幌駅からでもあるいて行けるのは嬉しいけれど、

会場の中の動線にかなり難がある。

両端に1本ずつしかないエスカレーターが、それぞれ登りと下りの一方通行というのは……

 

 

 

 

 

札響名曲シリーズ フロンティアの彼方

  • 2018.10.13 Saturday
  • 22:26

おてんき 16.1℃/2.2℃

 

 

気が付けば10月……

 

例年、この時期になるとトマトの収穫・出荷は激減して、1日おき程度になるんだけど、

今年は、今まで穫れなかった分の玉がまとめて赤くなってくれまして……

 

 

ここ1週間は、連日40〜50ケースの出荷!

忙しくて、1日中トマトの収穫をしている有様でした。

 

 

ま、それもちょっと落ち着いて来そうな感じなんだけど……

 

そんな週末、

札幌まで、コンサートに行って来ました。

 

 

まずは、腹ごしらえ。

愛知や奈良にいた頃はよく食べに行っていた天下一品

北海道では、札幌くらいにしかお店がない上に、

都合の良いことに、コンサートホールの直近にあるというありがたさ。

2回に1回は訪店しています。

 

 

 

 

お腹がいっぱいになったところで……

 

今日のコンサートは札幌交響楽団による名曲コンサート。

題して「フロンティアの彼方」という、アメリカンなプログラム。

 

指揮は、かつて(もう20年も昔だけど)札響の首席指揮者を務めていた秋山和慶

 

プログラムは、

 

「ウェスト・サイド・ストーリー」よりシンフォニック・ダンス (レナード・バーンスタイン)

ギター協奏曲第1番 ニ長調 作品99 (マリオ・カステルヌーヴォ=テデスコ)

 

「エル・サロン・メヒコ」 (アーロン・コープランド)

交響的絵画「ポーギーとベス」 (ジョージ・ガーシュウィン/ロバート・ラッセル・ベネット編)

 

アンコールは、コープランドのバレエ組曲「ロデオ」からホーダウン

ギター・ソロは村治奏一

ソリストアンコールは、タルガの「アルハンブラの想い出」

 

 

おもしろいプログラムだし、ギターのソロも良かった。

札響も上手かったんだけど……

 

なんというか……

 

手堅いんだけど、もっとノリノリで演奏してもいいかな、という、ちょっと不完全燃焼気味な後味が残った。

 

その中で、本日一番輝いていたのは、

「ウェストサイド」ではヴィブラフォンを、「ポーギーとベス」ではシロフォンを演奏していたエキストラさん。

そして、「エル・サロン・メヒコ」のエスクラさん。

サックス・セクションも美しいアンサンブルを聴かせてくれました。

 

ここ数年で、管に若い女性が増えて来た。

オーボエ、トランペット、

そして、今日からはホルンも。

 

ただ、今日はペットもホルンも硬かったかなぁ〜。

もっと自己主張してもいいと思うんだけど……

なんか、高校の吹奏楽部のコンクールを聴いてるような印象なんだよね。

みんな、いい音してるんだから!

第36回 美瑛中学校吹奏楽部 定期演奏会

  • 2018.10.07 Sunday
  • 21:09

あめ 13.9℃/9.8℃

 

 

中学生の吹奏楽を聴くのなんて、いったい何年ぶりだろう……

 

 

ピアノの生徒さんがいたり、

お友達のお嬢さんがいたり、

仕事もちょっと余裕あるし、

そんなこんなで出掛けて来ました。

 

 

 

みんな楽しそうに演奏している。

今どきの中学生って、なんか、うらやましいくらいはしゃいでますね。

自分たちが中学生の頃って、もっとジメェ〜としていてような……

 

懐かしい、「伝説のアイルランド」や「宝島」、

コンクールで演奏した「エンジェル・イン・ザ・ダーク」……

 

 

自分が指導していた頃を思い出したりしながら、楽しく聴くことが出来ました。

 

そりゃ……

ちょっと耳をマジにすれば、色々と突っ込みどころは満載でしたが……

 

ま、そんなことは、もう、どうでもいいのです。

 

さて、3年生はこれで引退。

これからが1年で一番大変な時期ですね。

それもまた、懐かしい……

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