栗之助ロス

  • 2017.04.20 Thursday
  • 07:00

くもり 5.0℃/0.3℃

 

 

このコラムにも、よくイヌやネコの話題を書いているので、「こいつはさぞかし動物好きなんだろう」と思われているかもしれませんが、実はそうでもなかったんです。  

 

幼い頃に噛まれたのがトラウマになっていたのか、イヌはずっと「怖い」存在でした。

なのに、いざ飼うようになると、可愛くて仕方がなくなってしまうのですから不思議なものです。  

 

家の中ではもちろん、ハウスの中で作業している時もずっと後を着いて来たりして、ほとんど一緒にいます。

その存在は、もはや我が子以上。  

 

だから、もしいなくなってしまったら、きっと深刻なペットロスに陥るだろうな〜。

そういうことを考えただけでも、悲しくなって、不安になって…。

 

まだ元気だし、取り越し苦労なんですけどね。  

 

 

ところが、実は今、ちょっとしたペットロスになっているんです。  

 

いや、ペットではないのですが…。  

 

朝刊に掲載されていた漫画「おーい栗之助」。

飼い主の栗太郎君や、お友達のヌルちゃんたちとのやりとりがとてもほほ笑ましくて、毎朝すごく癒やされていたんです。

でも3月末で連載が終わってしまって、今、心にぽっかりと穴が空いちゃっているんです。  

 

でも、そんな「栗之助ロス」を埋めてくれているのが新たに始まった「ねえ、ぴよちゃん」の又吉くん。

このネコ、色もグレーで、ちょっとうちの子に似ていて親近感を感じたりして。  

 

おや? 

いつからこんなに動物好きになったんだろう。

 

  • 2017.03.13 Monday
  • 07:00

おてんき 1.6℃/-15.6℃

 

 

本州から春一番の便りが届く頃、わが家の農作業もスタートします。  

 

まずはハウスのビニールかけ。  

 

ハウス周りの雪割り作業は、長い冬休みでなまった体にはドーンときます。

とにかく体が重い。筋肉が固まっているだけじゃなくて、どうやら物理的に重いようです。

10キロくらい増えてるんじゃないかな。  

 

 

重い体にむち打って準備をすること4日間。

いよいよビニールをかける当日がやってきました。

 

 

 

天気は快晴。

でも気温は氷点下15度。

ハウスのパイプには霜が樹氷のように着いていて朝日で照り輝いている。

おかげでビニールの滑りも快調。12人の作業員が効率的に動いて、あっという間に作業完了。  

 

 

実はこの作業、一番の大敵は「風」なんです。  

 

わが家のハウスの長さは85メートル。

ビニール自体もかなり重いのですが、風が強かったりすると、ビニールがバタバタとあおられてしまいます。

われわれもハウスの両サイドに分かれて必死で押さえるのですが、ひどい時には人と一緒に空に舞い上がります。

まるでパラグライダーみたいに!  

 

 

昨年の仕事始めがまさにその状態で、

ほとんど1棟かけ終わろうとしていた時に飛ばされたので、

ビニールを回収して、別の日に初めからやり直すというトンデモナイ目に遭わされました。  

 

でも今年は無風。幸先良いスタートとなりました。

この勢いで、今年の農作業も順風満帆豊年満作といきたいものです。  

 

順風…、できればそよ風で。

 

運動不足

  • 2017.02.03 Friday
  • 07:00

くもり -5.5℃/-22.5℃

 

 

名古屋から移住して来て10年。

冬は大変でしょうとよく言われます。

確かに北海道の雪はハンパないです。

でも、北海道で農業をする者にとっては「恵みの雪」でもあるのです。

雪は畑に水分やミネラルなどを補給してくれますし、ボクらも体を休ませることが出来るのですから。

 

 

 

ところが正月を過ぎた頃から体に異変が表れます。

体重は増えるしズボンもきつくなってくる。

運動不足のツケが回って来ているのでしょうね。  

 

運動不足なのは我が家のネコたちも同じみたい。

彼らは夏の間、家の周りや畑を走り回って遊んでいます。

でも冬は外に出られないのでストレスがたまっているのでしょう。

ネズミのおもちゃを持って来て「遊んで」とせがみにきます。

 

 

 

ネコと遊ぶのは楽しい時間です。

でも長いこと遊んでると飽きてきます。

ところがネコは飽きないんですね。何十分でも遊んでる。

「おしまい」と言っておもちゃを手放すと、すごく不満そうな顔をして「外へ出せ」とせがむ。

仕方ないので玄関を開けてやってもほんの数秒で戻って来る。

そしてまたおもちゃを持って来て……。

キリがありません。

 

 

 

さて、明日からハウスのビニールかけの準備が始まります。

運動不足は解消されそうですが、筋肉痛との戦いが始まりそうです。

そして、ネコたちは遊んでもらえないことによるストレスが……。

せめて夜だけでも遊んであげようかな。

トナカイと「ぼく」

  • 2016.12.16 Friday
  • 08:00

くもり -4.4℃/-19.7℃

 

 

みなさん、「赤鼻のトナカイ」というクリスマスソングはご存知ですよね。  

 

トナカイは赤い鼻をみんなに笑われて悲しい想いをしていました。

ところが、クリスマスの夜にサンタから「暗い夜道もピカピカのお前の鼻が役に立つのさ」と言われ、とても喜ぶという内容です。

 

このサンタの言葉は、トナカイにとって最高のクリスマスプレゼントだったでしょうね。

なにしろ、それまで抱えていた自分の容姿に関するコンプレックスを克服できたのですから。

 

 

 

みなさんも、何かしらコンプレックスを抱えていたりしませんか?  

 

ぼくの場合は、子どもの頃からずっと名前がコンプレックスでした。  

 

女性に間違われることは日常茶飯事だし、

子どもの頃には同級生からからかわれたし、

成人式の前には振り袖のセールスまで来ました。  

 

だから、このコラムでも一人称はずっと「ぼく」で通して来たんです。

それでも「女性が男性に仮託して書いているのかと思った」と言われたことがありますが…。  

 

もうすぐクリスマス。プレゼントは必ずしも目に見える物ばかりとは限りません。

赤鼻のトナカイのような贈り物もステキですよね。  

 

もしサンタさんに「君の名前を変えてあげよう」って言われたらどうしよう。

でも、やっぱり愛着もあるし、今のままでいいかな〜。

 

替わりに何か高価な物でもおねだりしちゃおうかな。

 

 (←10年前にもらった人生最後のクリスマスプレゼント。)

農業って大変?

  • 2016.11.08 Tuesday
  • 07:00

あめ 4.2℃/-7.4℃

 

 

10月末、カボチャを全て出荷し、最後のトマトの収穫をして今年の農作業は終わりました。  

 

今年もいろいろありました。  

 

トマトは定植直後から初めて見る病気に悩まされました。

突然根元から枯れていき、何百本も抜くハメになった時には、今年はもうダメかと思ったりもしました。  

 

6月には雨が続いてカボチャの種まきが大幅に遅れたし、

8月の大雨ではトウモロコシが倒れてしまったり、

ハウスに浸水して収穫間近のメロンが壊滅したりもしました。  

 

自然を相手にしている仕事なので、こうしたトラブルは付き物なのでしょうね。  

 

そういえば、教師を辞める時、先輩の先生に「農業は大変だよ」と言われ、

「思い通りにいかないのは、生徒指導も野菜作りも同じですよ」なんて言い返して、

「そりゃそうだね」なんて2人で笑ったりしたものでしたが…。  

 

夏、友人夫妻がトマトの収穫を手伝いに来てくれた時、

「赤いトマトを見つけた時ってホントにうれしくて…」と言ったのを聞いてハッとしたんです。

「そういえば、最近そういう感動が少なくなったな…」って。  

 

思い通りにはいかなくても、

真摯に向き合っていれば生徒に思いは伝わっていただろうし、

トマトはちゃんと赤い実を着けてくれるもの。

来年は、小さな感動をたくさんもらいながら初心に帰ってがんばってみようかな。

トラブルはいらないけどね。

 

○○の秋

  • 2016.10.02 Sunday
  • 08:00

おてんき 23.2℃/6.6℃

 

みなさん、どんな秋を楽しんでいますか?  

 

本当は「芸術の秋」を満喫したいところなのですが、うちは農家なので、やはり「収穫の秋」でしょうか。

 

 

 

トマトの収穫量はどんどん減って来てしまっていますが、カボチャの収穫作業でテンヤワンヤ。

納屋の中は、キュアリング(風乾)中のカボチャで満杯です。

 

 

 

農家になって一番楽しいのは、やはり収穫作業です。

カボチャの収穫なんて、手作業だし、重いし、面積も広くていつ終わるとも知れないのでシンドイ面も多いのですが、

1年に一度しかとれない作物を収穫する時というのは、やはり感慨深いものがあります。

 

 

 

それに、赤ビーツやセロリ、レタスやパプリカの収穫も始まって、直売所もかなりにぎやかになっています。

夏の間はほとんどトマトばかりなので、ずらりといろんな野菜が並んだ様子を見ると、「秋だな〜」と感じたりするのです。  

 

そして、収穫すればもちろん食べますよね。

「食欲の秋」も満喫しています。

とれたての野菜は本当においしくて、ついつい食も進んじゃいます。  

 

でも、食べてばかりいるので、体重は増える一方。

お腹周りも少し気になってきたし、体を動かすことも考えないと…。  

 

そういえば「スポーツの秋」という言葉もあったような。

いや、仕事で体は動かしているはずなんだけどな〜。

 

シエスタ

  • 2016.08.26 Friday
  • 07:00

あめ 24.7℃/20.7℃

 

 

トマトの収穫真っ盛り。

朝の苦手なボクにとってはつらい季節です。

なにしろ、ほぼ夜明けと同時に収穫を始めなければなりませんから。  

 

一般的に、トマトのような果菜類は、朝とった方がおいしいと言われます。

これは、日中に光合成で作った養分を、夜間に果実に蓄えているからで、

太陽が出ると再びその養分を消費してしまうからだとか。  

 

とはいっても、

そんなに短時間で収穫できる量ではない上に、

灌水や追肥など午前中にしなくてはならない作業をしていると、

結局終わるのはいつも昼ごろ。

ハウスの中は温度も湿度も上昇してまるでサウナ状態。

心も身体もグッタリです。  

 

しかしこの後、1日で一番の楽しみが待っているのです。  

 

それは、お昼寝タイム!  

 

スペインなどでは「シエスタ」という習慣があるそうですが、

わが家でも、昼食後の一番暑い時間の作業は避けて、

リビングのソファや畳の上でごろごろシエスタを楽しんでいます。  

 

そんなに長い時間ではないのですが、

体力も回復するし、頭もスッキリするし、

夕方近くの涼しい時間に作業をした方がはかどるし、

いいことずくめなのです。

 

それにしても、

これだけ毎日トマトの収穫に追われていると、

昼寝をしていてもトマトの夢を見たりして…。

心までスッキリするのは、秋になるまでおあずけのようです。

 

 


 

ロメインレタス

  • 2016.07.21 Thursday
  • 07:00

おてんき 28.8℃/14.6℃

 

 

就農当初から10年間、地味に作り続けて来た野菜のひとつにロメインレタスがあります。  

 

ロメインレタスは、シーザーサラダなどに使われるレタスで、

葉先は柔らかいけど葉脈はシャキシャキ、

甘みとともにちょっと苦みも感じられるという、

これひとつでいろんな食感が楽しめるというお得なレタスなのです。  

 

 

自分たちが好きなので作り始めたレタスですが、

直売所に並べても

「何これ?」

「どうやって食べるの?」

と聞かれることもしばしば。

説明しても「ふ〜ん」と言われるくらいでほとんど売れることはなく、

ほんの数名のロメインファンのためだけに作り続けて来たようなものでした。  

 

ところが、今年になって出せほぼ即売のような状態で売れる盛況ぶり。

いったい何が起こったのかと思ったら…。

 

「マヨネーズのCMでやってるやつですよね」  

 

あるお客さんの一言で疑問は解消。

テレビの力は偉大だ。

今まで話題に上ることもなかった野菜が、一気にメジャーの仲間入り。  

 

実はこれまでも、流行る前に作って売れなかった野菜が多かったんです。

 

バターナッツというカボチャしかり、赤ビーツしかり。  

 

いや〜、先見の明がありすぎるのも考えものですな。

次は何が来るんだろう。

 

黄金色の大玉トマト「桃太郎ゴールド」なんて、いかがでしょうか。

 

 

 

Let's アスパライフ

  • 2016.06.14 Tuesday
  • 07:00
あめ 18.7℃/15.0℃

ドイツではシュパーゲル(白アスパラ)が春の訪れを告げると言うそうですが、わが家の春もアスパラガスとともにやって来ます。

常連のお客さんにも、4月の終わり頃から「アスパラはまだ?」とよく尋ねられたし、このコラムでもすでにアスパラの話題が出ているし、北海道の春にアスパラは不可欠なのでしょうね。  

でも、楽しみにしてくださるのはうれしいのですが、実はアスパラの収穫ってあまり好きじゃないんです。
地面から直接生えているアスパラを切りながら毎日50アールの畑を歩くのですから、かなり腰が痛くなります。  
それに、露地でのアスパラの栽培はトラブル満載。
暑ければ穂やはかまが開いちゃうし、寒ければ伸びない。
虫は出るし草は生えるし…。  

おまけにちょっと強い風が吹くとすぐに曲がっちゃうんです。
ただ、風にあおられて曲がっちゃうわけではなく、風に負けないように、吹いて来る方向に自分で曲がるんです。
防衛本能なんでしょうか。なんかいじらしいでしょ。
まるで、どんなにパンチをくらっても向かって行くボクサーのような…。  

そんな曲がったアスパラを見ると、「ボクも収穫がんばらないとな」って思うんです。
雨ニモマケズ風ニモマケズ…。  

あ〜、それにしても腰が痛い。
やっぱり追い風の方が楽でいいかな〜。
なかなかアスパラのように強くはなれません。

うぇるかむ

  • 2016.05.08 Sunday
  • 08:00
おてんき 16.6℃/8.5℃

我が家もグローバルになったものだと感心しているのですが、昨年は特に海外からのお客様が多かった年でした。  

夏のある日、玄関に現れたのは流暢な英語を話す中国人女性。
「メロンはないか」と言っていたようですが、これがなかなか聞き取れない。
入口にある“WELCOME”という看板を見て、ここなら英語が通じるだろうと思って来たそうなのですが…。
そんなのただの飾りだし!  

テレビ撮影で訪れたのはコロンビア出身のカメラマン。
きっかけはこのコラムを読んで下さっている方からの紹介でした。
撮影の合間に話した内容は、これからの営農活動の参考になることがたくさんありました。
外人さんの発想っておもしろい。  

また、台湾人のご家族は12月に突然の来訪。
ハウスを見たいと言うのですが、すでにビニールも剥いで骨組みだけ。
しかも積雪20属幣紂
それでも雪を踏みしめて歩いて行き、パイプや機械を見ながら熱心に質問されました。  

娘さんのカタコトの日本語と英語を交えた会話の様子では、
台湾でドラゴンフルーツを栽培しているそうで、
「北海道で作りたいな」なんて言っていましたが、それは難しかろうとみんなで大笑いしたりしていました。  

我が家は国道沿いで観光スポットの近くということもあって、よく道を聞かれたりします。
年々外国からのお客さんも増えているし、
せめて道案内くらい英語でできるようになりたいな。

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