管楽器教育指導の依頼、再び

  • 2021.01.15 Friday
  • 19:55

 -4.2℃/-11.4℃

 

 

町教委から電話が来た。

「小学校で吹奏楽の指導をしてもらえないか」という件だった。

以前、一年ちょっと前に楽器のメンテナンスの指導をしに行った学校

その時にも、「次は吹く方の指導をお願いします」と言われていたけれど、

その直後に今の新コロ騒ぎになってしまい、うやむやになってしまったままだった。

それはそれでいいとも思っていた。

 

だって、あまりに場違いだったんだもん。

その時のブログにも「もう先生にはなれないな」と書いてあるけど、それが当時の率直な感想だったんだろう。

 

 

で、今日の電話。

断ろうとも思ったんだけど、ちょっと迷いもあったし、断るのもニガテなので、ちょっと考えさせてもらうことにした。

具体的には、来週、当該校の先生から連絡が来るので、その話を聞いた上で、ということにした。

 

 

何を迷っているのか・・・

それは、これは自分がやりたい音楽じゃないということが一番かな。

河和小学校でも乙川中学校でも吹奏楽の指導をしてきたけれど、

そこにはコンクールとか演奏会とかいう目標があって、

お客さんに楽しんでもらいたいという目的があって、

そこに自分なりの楽しさややりがいがあったのだけれど、

今回の依頼は、授業の一環としての管楽器教育だし、それだけにモチベーションも高くない。

もっとも、自分自身にもあの頃のモチベーションはもうないわけで。

 

もやもやしたまま、今の心境を吐露しておこうというお話でした。

 

 

久し振りに学校へ…

  • 2019.11.27 Wednesday
  • 23:59

あめ 5.1℃/-7.4℃

 

 

学校でものを教えるなんて何年ぶりだろう?

まして小学校なんて……

 

何を教えたかというと、

町の教育委員会の紹介で、美瑛東小学校で管楽器のメンテナンスの指導をして来たのです。

 

 

そもそも、吹奏楽部の顧問をしていたとはいえ、

自分がもっとも得意だと思っているのはサウンド作りであり、

あるいは、バンドの雰囲気づくりだと思っていた。

だから、メンテナンスについてはほぼ愛好者レベルの知識しかないし、

当時は、どこの学校に行っても「乙川中の先生だ」「ちいさまだ」というキラキラした瞳に迎えられ、

コチラが話すことは100%以上に受け入れてもらえるような雰囲気だったのだが……。

 

あれから14年ほども経ち、

誰もボクのことなんて知らない中で、

しかも楽器を吹いているのは吹奏楽部の子たちではなく、授業の一環としてやっている子たち。

 

これはヤリニクイ!

 

更に、あの頃はボクも若かったのに、気が付けばアラフィフ。

自動とのジェネレーション・ギャップは惑星間どころか、星雲間ほども隔たっているような感覚。

 

それでも、

ともかくも道具の使い方や注意点を教え、

なんとか時間内に任務は全うしたと思われる。

 

終わった所で給食の時間になったので、誘われるままに6年生の教室で子どもたちと一緒に御馳走になった。

 

 

もっとも、ここでもグループに入って一緒に食べはしたものの、

もともと生徒とペチャクチャおしゃべりをしながら食べるのはニガテなタイプなので……

 

たった2時間余り小学校にオジャマしただけなのだが、

思い知らされたのは、「もう先生にはなれないな」ということ。

 

そもそも子どもが好きで先生になったわけではないし、

教えることが好きなのかと言えばそんなわけでもないし……

 

ま、その辺のことはまた書くこともあるかもしれないけれど……

 

いやぁ〜〜、疲れた。

 

「次は吹く方の指導をお願いします」とか言われたけれど、

もう、そんな人間ではなくなってしまったような気がする。

娘たちが北海道にやってきました

  • 2014.08.19 Tuesday
  • 20:27
  22.1℃/19.1℃

一昨日の17日(日)から、かわいい女の子が2人、遊びに来てくれました。

乙川中の『春の猟犬』の代の子たちで、
大学を卒業し、一人は名古屋の大学院へ、もう一人は大阪で就職……
昔から仲良かったけど、離れてるなかなか会えないよね。
そんな2人が、連れ立って北海道まで☆
それだけでも、ホントに嬉しくて嬉しくて……

で、
我が家的には定番のバーベキューをやったり、
 (2人ともビールを飲む飲む。ビックリした!)

昨日は、収穫をサッサと終えて……

……と、ここで余談。
「トマトの収穫、お手伝いしまぁ〜す」とか言ってくれてたけど、
結局、2日間とも起きたのは収穫が終わった後。
なんと8時過ぎ。
朝部にも遅刻したことなかったくせに、こんなに朝が弱いとは……

余談終わり。

……で、
美瑛神社に行って、
「いい男をゲット出来ますように」なんてお祈りしたり、

青い池に行ったり、

午後からは旭山動物園
ペンギンさん

キリンさん

ホッキョクグマさん

ユキヒョウさん


ひとつの動物の前ごとに、2人でいろいろと女子トークを始める……
とにかくノンビリ・モード。
それを待っているボクは、
ほとんどお父さん状態です。

さてさて、
今日もトマトの収穫は出来なかったけど、
でも、トウキビは無理矢理穫りに行きました。

その場でガブリ。
これが一番美味しいよね。


その後、1時間くらいしか時間科なかったけど、
近くのお花畑、かんのファームへ。

はしゃぐ娘2人を見守るお父さん再び……


たしかに……
昨晩、食べに行ったおでん屋さんでの写真を見ると……

うん。
パパとママと娘2人だね。



さてさて、
話は最初に戻るけど……

先回も、それまでにも何度もあったけど、
こうして愛知からわざわざ北海道まで教え子たちが会いに来てくれるなんて、
言葉にできないくらい嬉しくて嬉しくてありがたくてもったいなくて……
だって、フツーそんなことないよね。
それに気付いたのも、最近のことだけどね。

ある農家のオッチャンとそんな話をしてた時、
「オレの担任の先生、富良野にいるけど、1回も会いになんて行ってないな」って。
「それ、スゴイことだよ。自慢していよ。」って。

自慢はしないけど、
やっぱり感謝しなくちゃね。
あなたたちのような教え子と出逢い、何年かを一緒に過ごせたことは、
オレにとって人生の宝です。

この若さで、
こんなにステキな老後を過ごせている自分が、とてもウラヤマシイです。

遠いところ、ありがとね。

18年ぶりの再会

  • 2014.08.06 Wednesday
  • 23:59
  27.0℃/20.8℃

本当に突然なんだけど……

高校3年生の時の担任の先生が遊びに来てくれました。



山登りがご趣味だとかで、
大雪山系の旭岳(?)から、十勝岳(?)まで歩いて来たんだけとか……
もちろん、数日かけてです。

定年退職してらっしゃいますので、御歳はすでに60歳を過ぎています。
すごい元気です。
とてもマネできません。

最寄りの駅までお迎えに行って……
そのまま我が家へ。

「君の農園が見たいんだ」

って言って下さってたし、
夜の飛行機に乗らなきゃならないので、あまり時間もなかったんです。

列車から降りて来た先生は、当時とほとんど変わらないお姿。
ただし、服装だけは登山ルックでしたが……


アスパラ畑や、トマトのハウスを見ていただいて、
ついでに丘の上へ。

丘から見える山を見て、
「あそこを歩いて来たんだなぁ〜」なんて話してました。

短い時間でしたが、
懐かしい気分に浸れました。


ひとつ心配なのは……
旭川駅までお送りしたのですが、
「青春18切符を使って千歳まで行く」って行ってたけど、
後で調べたら、普通列車ってほとん走ってないんだよね。
飛行機、間に合ったんだろうか?

娘じゃないけど…

  • 2014.06.14 Saturday
  • 23:59
  19.6℃/13.0℃

今日は、はるばる遠くから遊びに来てくれた子たちと美瑛観光。

おっと、この子じゃないです。
この子は青い池に住みついてしまったキツネちゃん。
ミョーに人慣れしているのは、観光客が餌付けしてしまったせいじゃないでしょうか?
自動車の窓に向かってオスワリするキツネなんて初めてです。
あんまりいいことじゃないよなぁ〜。

んで……

そうそう、この子たちです。
今年30になる教え子たちです。

乙川中に赴任した時に中学二年生だったから、
もう16年も昔のことになるんだな……。

そんなに時間が経ってるのに、
こうして忘れずにいてくれて、
わざわざ(?)こんなに遠くまで遊びに来てくれるなんて……

今までも、何人も生徒さんたちが遊びに来てくれたけど、
フツーこんなことってないよね。

なんか、
そんなことを考えていたら、
ホント、先生をしていて良かったって、しみじみとしちゃいました。

夜は……
おなじみの居酒屋「きむら」で、北海道食を食べながら夜遅くまで飲んだり語ったり……
そんなことが出来る歳になっちゃったんだねぇ〜。

まるで、
娘の成長を喜ぶお父さんになってしまったようでした。

荒れる成人式

  • 2011.02.14 Monday
  • 20:52

おてんき 0.3℃/-13.8℃


昨日深夜、NHK「ドキュメント20min」で愛知県半田市の成人式の様子が放送されていました。
恥ずかしながら……
昨年成人式を迎えた学年は、自分が3年間担任した生徒たちです。
暴れたのが乙川中学校の卒業生かどうかは知りませんが、何とも恥ずかしいばかりです。

ていうか、毎年荒れてるのは知ってたけど、そんなに全国的にも話題になるほどだとは!

実は……
この番組のことも、北海道新聞の記事で知ったんです。
主役になってた方は北海道大学の学生さんなんだそうですね。
だから、道新でも話題としてあげていたのでしょうが……
新聞を読んでいて、「半田市」なんていう活字が目に入ったもんだからビックリして、
内容を読んでまたビックリして!!
だから、深夜の放送も録画予約しておいたんですけど……。


こんなになってるとは知らなかった……

在校中は、むしろ大人しいくらいの学年だっただけどなぁ〜。


数年前までは、何度か成人式への招待状はいただいたことはあるんですが、
出席したことはなかったですからね。
てか、自分が二十歳の時にも出席してないし……

「成人式なんて必要なんだろうか?」って思ったりもしてたけど、
ああして真摯に取り組もうとする若者がいる以上、続ける意味もあるのかな、とも思ったり……。

実行委員のみなさんも、元ヤンの彼も、本当にお疲れさまでした。

こんな書き方をしていると、「まるで他人事じゃねぇか」みたいに思われるかもしれませんが……
ま、卒業して5年も経ってるしね……
その間、ほとんどの生徒とは接触もないわけだし……
難しいところです。。。

流産させる会?!

  • 2009.03.28 Saturday
  • 19:15
愛知県半田市の市立中学校で今年1月から2月にかけて、30代の妊娠中の教諭に対して、1年生の男子生徒11人が「流産させる会」を作り、食塩やミョウバンを給食に混ぜるなどの悪質ないたずらをしていたことが分かった。
市教委によると、生徒らは1月下旬、教室にある教諭の椅子のねじを緩めたり、車にチョークの粉や歯磨き粉を振りまいたりした。2月4日には、理科の結晶観察で使った食塩とミョウバンを持ち出し、教諭の給食に混ぜるなどしたという。
3学期を迎えるため席替えをしようとして、昨年12月と1月に生徒と2度トラブルがあったほか、部活動でもトラブルが起き、注意したところ反発したという。
2月下旬に学校がいたずらを把握し、生徒と保護者に注意した。学校側は「命の大切さ、事の善悪、他を思いやる心の育成指導を徹底していきたい」という。
ミョウバンは、食品添加物として用いられる。教諭にけがはなく、体調にも異常はないという。

【毎日新聞より】



愛知県半田市の市立中学校で、1年生の男子生徒11人が、担任で妊娠中の女性教諭を「流産させる会」をつくり、この女性教諭の給食に異物を混ぜるなど悪質な嫌がらせを繰り返していたことが28日、わかった。
同市教育委員会によると、嫌がらせを受けたのは30歳代の女性教諭で、当時は妊娠5か月〜6か月。11人の生徒は席替えに対する不満や、部活動で注意されたことの腹いせに、1月末頃から、チョークの粉などを女性教諭の車に付けたり、いすの背もたれのネジを緩めて転倒させようとしたりするなどしていた。
2月4日には、殺菌や食品添加物などに使われるミョウバンを、理科の実験の際に持ち帰り、教諭の給食のミートソースに混入。女性教諭は気付かずに食べたが異常はなかった。嫌がらせを見かねた生徒たちが、別の教諭に知らせて発覚。同校は同月下旬、関与した生徒と保護者を呼んで注意した。生徒は反省の態度を示しているという。女性教諭は4月から産休に入る予定。

【読売新聞より】



これ、注意だけで良いんですかね?
どうも、学校の中で生徒が起こした事件って、軽く済まされてしまう傾向があるように感じるんですけど……。
これって、殺人未遂事件でしょ?
「流産させる会」ですよ!
お腹の中の赤ちゃんを殺そうとしているわけですよ!!
同じように、妊娠中の先生だって生命の危険があると思うんです。
妊娠中って、それだけデリケートな状態じゃないのかな?
それより何より……
この先生の受けたショックは……?
精神的に大丈夫ですか?
これからも、教室で給食が食べられますか?

こんな事件が、自分のいなかで起きたことが2重にショックです。
学校名は伏せてありますが、同じ市内に勤めていたわけだし、同校には知っている先生も大勢います。
本当にビックリです……。

無事に、元気な赤ちゃんを産んでくれると良いのですが……。

服装乱れ不合格で前校長ら処分

  • 2009.03.10 Tuesday
  • 00:17
神奈川県平塚市の県立神田高校が、2005、06、08年度入試で服装の乱れなど非公表の基準を理由に合格圏内の22人を不合格にしていた問題で、同県教育委員会は9日、渕野辰雄前校長(56)(現県立総合教育センター専任主幹)を停職3か月とするなど、当時校長、副校長、教頭だった計5人を懲戒処分した。
渕野前校長は06、08年度入試に校長、05年度入試に教頭としてかかわった。05年度入試時の校長(60)(現県立秦野高校長)も停職3か月としたほか、元教頭ら3人を減給3か月(10%)や戒告とした。
県教委には、神田高校の在校生や保護者らから渕野前校長を処分しないよう求める意見が多数寄せられており、山本正人教育長は同日の記者会見で、「懲戒免職に値すると考えているが、学校の立て直しに貢献したことや多くの方の声も考慮した」と説明した。
また県教委は、不合格とされた22人に対し、慰謝料など金銭賠償をすることも明らかにした。


おやおやおやおやおや…… ε=(--;
やっぱり処分ですか……。
つまり、神奈川県教育委員会としては、神奈川県立高校では服装や髪形などの身なりは生徒の好き勝手にさせて良いという方針を打ち出したわけですね。
中学校でも、入試を睨んで服装指導などをする必要はないということでしょうね。
ハッキリ言っちゃうけど……、バカですね。
今どきの生徒はこうしたニュースには敏感ですからね、神奈川県だけでは済まないですよ。
生活指導がやりにくくなるんだろうなぁ〜〜。
学校が荒れて迷惑をするのは、結局、マジメな生徒と先生たちなわけで……。
あぁ〜〜あ……
初めて「早めに先生を辞めて良かった」と思っちゃいましたよ。
教育委員会なんて、学校現場で起きている現実を全然把握理解してませんから……。
ボクですら、何度かやり合ったことがあるくらいで……。
ほんと、バカですねぇ〜〜〜。
おまけに、金銭賠償ですか?
税金の使い道、何か間違ってませんか?

ミニバレー大会 〜先生だってニガテなコトはあるんだよ〜

  • 2009.01.11 Sunday
  • 23:09

曇り 1.9℃/-5.8℃


久し振りにプラスの気温を体感する暖かさ……
そんな今日、1年ぶりにミニバレーをしてきました。
地区の恒例行事なのですが、ボクは大きいボールがどうもニガテで……
おまけに、びんちゃんはM-1級の運動音痴。
2人でかなり足を引っ張ってましたね。

そんな中、ゲームのない時間にどっかのおばさんと話してたんだけど……
「先生だったんなら、何でも出来るでしょう。」って……
バレーとかニガテだと言うと、「ぢゃ、どうやって教えてたの?!」って……。
バレーなんて、小学校の体育ではあまり教えないし……
それに、先生だって得意不得意はあるでしょうにねぇ〜〜。
どうも、先生のイメージってのは、
 頭が良くて、
 運動ができて、
 ピアノが弾けて、
 水泳も得意で、
 スキーも上手で……
って感じみたいなんです。
結局、なかなか分かってもらえませんでしたね。

しかも……
地区の代表みたいなおじちゃんに……
今年の地区の運動会の種目とか運営をお願いされまして……
実は、この地区の小学校は3月で廃校になるんです。
今まで、運動会とか地区の行事も小学校やPTAが主催運営してたんだけど、今年からそれが出来ないので……
ということらしい………………
ん〜〜〜〜
地区の皆さんが児童生徒並みに動いてくれるのならね……。

田舎だけに、妙な誤解があるようで……
「先生してた」なんて、めったに言わない方が良いようです。
もっとも、言わなくても何故か皆さんご存知のようですが…… (これも田舎の怖さ?

英語の授業は英語で?

  • 2008.12.23 Tuesday
  • 20:20

雪 2.4℃/-12.9℃


22日に公表された高校の新学習指導要領案は「英語の授業は英語で行うことを基本とする」と明記したそうです。
文法中心だった教育内容を見直し、英会話力などのアップを目指すのが狙いだとか……。
文部科学省は「まず教員が自ら積極的に用いる態度を見せるべきだ」と説明しているそうですが……。

これって、本当に可能なんですか?
そもそも英語の先生が、英語で1時間授業を出来るだけの英語力をもっているのでしょうか?

近所の農家の方に、「ちいさまは大学を出てるんだから英語はPERAPERAだね。」と言われて、ある文書の解読を頼まれたことがあるんですが……、ちんぷんかんぷんでした。
それが現実ですよ。
中学・高校で習ってきた英語は文法中心の非実用的なものだし、大学の授業も1,2年生の週2時間だけで、内容は中高と大差なかったし……。
ただ、若い頃、Hollywood映画とかをよく観ていたせいか、妙に発音だけは良かったようで、高校の時にクラスに来てた留学生にも、「英語らしい発音しているね」って言われたことはありますが……。
ういえば、乙川中学校で先生している時も、AustraliaのBandが親善演奏に来た時、引率で着いてきた団長さんにも言われました。「先生の発音が一番きれい」って。

ま、そういう自慢はともかく……
じゃぱにーずいんぐりっしゅな発音で、意味の分からない英語を1時間聞かされる生徒も可哀想だし、
先生だって、英語の分からない生徒に英語で説明する難しさといったら、ハンパじゃないでしょ?
ますます分からなくなるんじゃないのかな?
そもそも、大学入試がglamor(文法)読解中心なんだから、その辺りから改革していかなくちゃ机上の空論でしょうね。

生徒や、世間もそうかも知れないけど(文部科学省のお役人も?)、
先生なら何でも知っている、何でも出来ると思ってませんか?
先生、つまり教師は、けして万能の物知りぢゃないんですよ!
教師はですね、教えるプロなんです。
特に高校の英語の先生なら、大学入試の対策として、文法や読解の仕方を教えることにかけてはprofessionalなんでしょうが、こんな大げさな方向転換には対応できないでしょうね。
そういえば、ボクの高校の時のある先生が、「夏休みにアメリカに遊びに行ってきたけど、アメリカ人のしゃべっている英語の半分も理解できなかったし、自分の英語もほとんど伝わらなかった」と正直に話してくれて苦笑いしていました。
それが現実です。
だからといって、その先生に幻滅したり軽蔑したりはしませんでしたよ。
生徒も割り切ってるんです。
ボクも英語は好きだし、いまだに映画は原語で見たい方だけど、英語の授業は嫌いでしたね。
英語を話せるようになりたかったら、英会話教室に通えば良いんですよ。

でもね……
大学のドイツ語の授業は楽しかったです。
先生がよく遅刻してきまして……
始業時刻から30分経っても先生が来なかったら休講になるんだけど、たいてい29分くらいたってから来るんです。
その頃になると、待っていた学生もぽつりぽつりと(もう休講だなって感じで)いなくなって、数名しか残ってなかったりして……
そういう教室に先生が入って来ると、
「あれ、今日は少ないですねぇ〜。お待たせしたお詫びに、今日は(大学内の)喫茶で授業をしましょう。わたしがごちそうしますよ。」
ってなるコトがあったんです。
ただし、会食中はドイツ語しか話しちゃいけないというルールで、しかも、日本語を話すと罰金(1回10円)をとられたり……
みんな寡黙になるんだけど、先生がごちゃごちゃと話しかけてくるからシカトもできないし……
あの頃、なんとなくドイツ語にはcomplexとかなかったような……
楽しかったですからね。
ま、今ではほとんど忘れてしまっていますが……

こんな悠長な授業、大学だから出来たんですよね。
受検を目の前にひかえた高校生には無理でしょう。
文部科学省のみなさん、もう少し現実を理解するために現場を見ましょうよ。
でないと、またどこかの知事から「バカ」って言われちゃいますよ。

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